法律・制度 2014年06月25日
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タイ進出の製造業の方必見!「海外工場・現場の悩み」②
海外工場・現地法人に赴任した社長・工場長・管理職には、多くの悩みがある。このコラムではそれを1つずつ挙げていき、その解決法を経験に基づいて示していきたいと思う。
政府・自治体の協力を得ることは非常に重要な業務
BOIへの申請、VISAの取得、労働法の遵守、電気・水のトラブル等々において、タイの政府・自治体等の協力を得ることは、非常に重要な業務で、精通した日本人・コネのあるタイ人等の人脈に助けられた人は多い。逆に、ここに関してまったく白紙の計画で進出すると、一から始めて多いに苦労することになる。
生じやすい輸出入のトラブルにいかに対応するか?
実業の生産のための“装置の搬入・部品の購入・製品の販売”は、いずれも輸出入の管理の対象となる場合が多く、これも悩みの種になる。特に何かトラブルが起きた場合、たとえば、インボイスのミスを指摘されたとか、嵐でフライトが止まったとか、に接して、いかに早く問題を解消するか?数あるトラブルの経験の中で、社員の処理能力が上がり、対処できるようになるものだが、手に負えない大きな緊急事態も出てくる。その時に外部のロジスティックスの専門家・実力者の知り合いを持つことが大きな手助けとなる。
タイ人のモチベーション維持に必須な宗教行事
タイ人は宗教行事を非常に大事にするので、工場の中でも積極的に取り入れ、社長・工場長がサポートすることが重要である。それが仕事に対するモチベーションにも影響するので、モチベーション維持のためにも欠くことができない。ただ、宗教行事に限らず、タイ人はイベントの好きなので、日本人の上層部としては、タイ人の世話役(総務・人事)に対し、それなりの人と権限と費用をサポートさえすれば、ことはスムーズに運ぶ。“忙しいから今年はキャンセル”というような野暮な決定は極力避けたほうがよい。
時間管理は工場によって違う。良い工場の例を見よう
時間管理に関しては、放って置くと日本人に比べ、ルーズなのは間違いないだろう。ただ、どの工場も同じかというと明らかに違う。こういった項目では、それぞれの会社・それぞれの工場によって、すなわち歴代社長・工場長のやり方によって、明らかに差が出る。タイの工場は一般的に“こうだ”と思い込む前にいろんな工場を見ることをお勧めする。
“朝礼をする。体操をする。挨拶をする。机を整理する。”等々いろいろなやり方があると思うが、トップがこうしようという意思表示をし、自ら率先してやることが重要である。そういった良い工場の例はすぐに見つかると思う。そのことが、訪問されたお客様にも伝わりよい印象を持っていただく場合が往々にしてあるし、無駄な時間を減らし稼働時間を向上するという観点からも、生産性の向上につながることにもなる。
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