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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年07月16日

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中国進出時の出店先選びは? 上海の商業モール事情 その2

川添 英起(株式会社リバーサイドシンク)

テーマのない商業モールは飽きられる?

もう一つ気になる商業モールがある。上海浦西の打浦橋にある日月光広場である。

総面積約7万㎡の複合商業モールである日月光広場は、古くから飲食や商業の栄える地区で、観光地として有名な田子坊に隣接するロケーションである。

私はこのモールを3件の日本企業の飲食店に紹介したが、結局出店したのは合点寿司の2号店のみであった。

計画段階で、図面やパースを見ると、地下鉄9号線の打浦橋駅がこのモール内に改札口を持つという絶好のポジションであると思われた。

しかしながらオープンしてびっくり。地上メインの入口となる徐家匯路側の店舗はIT関連のパソコンや携帯電話の販売店が連なっていた。私の感覚では集客のメインとなる道路沿いのエントランスにはファストフードかスタバのようなコーヒショップであろうと考えていたからだ。まるで上海にある百電脳という携帯・パソコンの専門電気モールのようなレイアウトであった。そして1階の奥は宝飾店舗が連なっていた。百貨店ならありかもしれないが、複合商業モールではこのレイアウトではなかなか集客は難しいのではなかろうか。一応、業態別にゾーニングはされているものの、雑然とした業態ゾーニングや、意図のないゾーニングは顧客にとって興味が薄れてしまうのではないかと思われる。

日月光広場

最近の商業モールは、ただ複合モールであるといったモールは飽きられる傾向にあると思われる。たとえば徐家匯のメトロシティーにある五番街のような「日本モール」といったテーマを持ったモールが最近は人気があるようだ。

メトロシティー五番街

 

万博跡地に計画された注目のモール

最近気になる商業モールは、万博跡地に計画されている世博源商業モールである。

総面積30.5万㎡の複合モールは万博跡地開発会社が開発する物件で、上海万博の中国館のすく横に南北約1キロメートル、東西役130メートルで、背後地に住宅・オフィス・観光地を抱く注目モールである。

私はここに子供・ヤングママをテーマとした商業モールの提案を行っている。

うまくいけば、上海を代表するモールになるのではないかと思われるこのモールに、何らかの形で関与していきたいと思っている。

このモールに出店したいと思われる方は是非ご連絡を!

 

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川添 英起

(株式会社リバーサイドシンク)

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