Digima〜出島〜

海外進出に関わる、あらゆる情報が揃う「海外ビジネス支援プラットフォーム」

海外進出に関わる、あらゆる情報が揃う「海外ビジネス支援プラットフォーム」

海外ビジネスサポート企業はこちら

検索フィルター

検索コンテンツを選ぶ

検索したいコンテンツを選んでください

国を選ぶ

検索したい国を選んでください

業種を選ぶ

検索したい業種を選んでください

課題を選ぶ

検索したい課題を選んでください

海外ビジネス コラム

市場動向 2013年12月15日

  • share

アジア市場における中国語の重要性

堀 明則(Hopewill Group)

2012年、日中関係はこれまでにない厳しい状態に陥りました。
近代史において勃発している国際的争いや戦争は、資源に端を発することが多いですが、この度の日中においても領海上における海底資源、また水産資源の存在は非常に大きなものです。

2012年、メディアでは中国リスクがクローズアップされ、これはもう中国依存を脱皮しなければ未来がない、というようなところまでの発言も多く見られました。
そして数年前からよく登場することになる「チャイナ・プラス・ワン」、つまり中国一辺倒は危険であるから、中国以外の製造拠点や市場拠点を求めなければならない、こういう機運が一気に高まりました。

時を同じくして、出遅れ感のあった東南アジア諸国も民主化の波が一度に押し寄せ、またリーマンショックの痛手から立ち直りつつある先行の東南アジア諸国の勃興もあり、一気に東南アジア、アセアンに注目が集まるようになりました。

弊社は日本企業のアジア進出の各種支援を事業とさせていただいていますので、日々多くのアジア進出に伴う案件と向き合っています。

そのような中感じていることは、東南アジア、アセアンにおける事業意欲の高まりはすさまじいものはあるが、やはり一日の長をもつ中国市場での取り組み意欲はかなり底堅く、安定したものであるということです。
また、東南アジア、アセアン諸国に足を向けようとも、結果ビジネスを進めてゆく上で、大変に重要な存在が「華人」であるということです。
加えて、中国市場を上手に開拓してゆくために、以前のように直接投資のみではなく、台湾人や、香港人などの経営者と協業し不得意を補完しながら市場開拓をしてゆこうという考え方も散見されるようになったと感じています。

よくお伝えをさせていただくのですが、中国市場開発のために香港・台湾を活用する、東南アジア、アセアン市場を開拓するためにシンガポールを活用する、こういう「玉突き進出」は日本企業には大変に相性がよいと考えています。
ここでいう「活用」とは、香港、シンガポールの税制面・法制面の優位性を活用だけではなく、日本人とも相性がよく、また中国やアセアン市場を熟知している香港人、台湾人、シンガポール人などと協力し、彼らが持つ「知恵」を活用するということもさしています。

ここ十数年で勃興した中国市場から勢いが飛び火し、今ではアジア全体が発展の基調にあります。
上述しましたが、そのいずれの地域でも顔を出してくる、また大きな存在感を有しているのが華人です。

彼らは共通言語として「普通語(マンダリン)」を使い、国境など関係なく、情報交換、情報共有を行えます。
情報入手における言語バリアの低さ、これが華人の強さです。
日本企業にとって香港、シンガポール、台湾は大変に有効な協業先ですから、日本企業の情報も彼らの求める言語できちんと届けなければなりません。
またその先にある中国はいうまでもなく、東南アジア市場も中国語が活用できます。
もちろん香港、シンガポールでは十分に英語が通用するわけですが、その先にあるマーケットは様子が違います。
(フィリピンなどの英語環境が行き届いているところもありますが)

今後も益々アジアビジネスにおける中国語の重要性は大きくなってゆくのでしょうね。

弊社では、そのようなことを考え、自社での翻訳・通訳対応力の強化を進めています。
大切な会社案内、ウェブサイト、商品案内、商品説明、事業計画など、的確に翻訳させていただき、また特に商品案内や商品説明においては、市場側が関心を引くような案内・説明作りをご一緒させていただきます。

日本語からの言語転換ができていないような案内や資料がおありであったり、これから新しい資料の多言語化をお考えであれば、ぜひお気軽にお声かけいただければ幸いです。

このコラムの著者

このコラムニストにメールで問い合わせる

堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

コラムニスト詳細

ジャンル別 新着コラム