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海外ビジネス コラム

市場動向 2014年01月29日

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「殺虫灯」のごとき引き寄せ効果を利用しての海外進出

堀 明則(Hopewill Group)

夏の夜のコンビニエンスストア。
「バチバチッ」という音。
殺虫灯につられ、集まる虫が灯に触れた瞬間です。

殺虫灯を虫のいるところを探して近づいていかずとも、
殺虫灯のあるところに、虫のほうから集まってくれるわけです。

弊社には、毎日たくさんの企業の方々がお見えになられます。
シュリンク(縮む)する日本経済だけで成長戦略が描きづらくなった昨今、
市場を成長著しいアジア新興国に求める、このためのご相談が本当に多いです。

日ごろ、お客様には、
「事前の情報調査」そして「ブランディング」
これが何よりも大切であることをお話させていただいております。

上の殺虫灯の話になぞらえるならば、
「事前の情報調査」とは「虫の習性調査」、「ブランディング」とは「灯」です。

習性を理解し、その習性にあったブランディングを用意することで、
自らが動き回るのではなく、それ(商品やサービス)を手に入れたい人(C)、それを売りたい人(B)のほうから集まってくる仕掛け作りに、大いに時間なり、資材なりを投下する必要があると言うわけです。

とりわけ日本の企業の多くは、日本の中での物・サービス売りの習慣になじんでおり、新市場の開拓にもそのセオリーでアプローチをされようするケースが多いように感じます。

しかし新市場は、これまでの既存市場とはまったく違うところ。

そこに調査なしで参入すると言うことは、
地図を持たずに探検に出かけるようなものです。

散発的に、あるいは場渡り的に、気合と根性で展開をしても、これはなかなか効果が出せないですね。
結果うまくいかず撤退、というような事例は枚挙に暇がないのではないかと思います。

事前の情報調査でしっかりとした地図を作り、そして地図上に浮かび上がる目的地をゴールとしたブランディングを行うこと。

大切ですね。

巨大市場中国でブランディングをすること、また新進の新興市場でブランディングをすること、これは大きな費用と時間を要することが多いことは、想像にむずかしくないかと思います。

そのような時、弊社がおすすめをしている方法は
「香港でのブランディング」です。このブランディングは、結果として、アジア市場を取り込んでゆくためのブランディングです。

2011年、香港を訪れた中国人は2,300万人。
一人当たり滞在日数は3.7日。
つまり日当たり20万人の中国人が「猫の額のような地域」香港を訪れているのです。
ちなみに2012年の来港数は・・・3,490万人です。
増加し続ける中国からの来港者。

何を隠そう、これが日本などでもいわれる、いわゆる「中国富裕層」の一部であるわけです。
この小さな地域「香港」に、これだけの中国の人が、いくつかの有名づポットをめざし、かなりはっきりした動線を構築しています。

この条件をブランディング構築に活用しない手はありません。

ブランディング戦略を香港で仕掛け、香港を訪れる人たちで人気化させる。
人気化させえてゆく中で、おそらく実業人もそれを手にとるでしょう。
ブランディングされている商品を、「自国で取り扱わせててほしい」というオファーも飛び出す確立が高くなります。

「売ってください」から「売っていただいてもいいですよ」と、交渉条件が転換する瞬間です。

このような状態に、自社の商品、サービスを持ち込んでゆくためにも、
「事前の情報調査」、「ブランディング」へのコスト投入は本当に重要です。

御社の商品・サービスを、アジアにおける「殺虫灯」のごとき集客力を生み出す
「ブランド」に仕上げてゆくために、ぜひ香港の活用を検討してみてください。

この方法、おすすめします。

このコラムの著者

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堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

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