04
戦略転換で台湾市場のファンを掴む!
日本のミリタリーブランドの海外挑戦
MIURA株式会社 常務取締役
津田 将誉 氏
自社ブランドの海外展開への挑戦
MIURA株式会社は、自衛隊専用の訓練用品一式からミリタリーグッズの自社ブランド(STORMCROS)を製造販売しています。国内の自衛隊市場の縮小を感じ、新たな販路を求めて海外展開に関心を持ったと話す津田さん。日本の自衛官が海外ブランドを好むことから、逆に海外の層も日本製品を使ってくれるのではないかという期待がありました。ミリタリー製品は海外でも通用すると考え、当初は市場が大きい米国への展開を検討していました。しかし、初めての海外展開を、何からどのように始め、誰に何を頼ればいいのか分からない状況でした。
| 活用した支援メニュー | 令和7年度 事業計画策定支援・ニーズ調査・テストマーケティング支援 |
|---|---|
| 商材 | ミリタリーブランド |
試行錯誤で掴んだ新市場への道
令和6年度仙台市の事業計画策定と商談獲得支援を活用し、津田さんは、アメリカを主軸に数カ国のミリタリー及びアウトドア市場への展開に取組みました。しかし対象国には既存取引先との独占契約が存在し、参入の厳しさを痛感します。この経験を活かし、アパレル業界への参入に大きく方向転換することを決断。継続して令和7年度支援を活用し、専門家のアドバイスを受けながらアパレルブランドとしてマスマーケットへのアプローチを実施しました。支援を通して「どのような層にアプローチすべきか、試行錯誤を重ね、深堀して方向性を定められて本当に良かったです」と語ってくださいました。
台湾市場で掴んだ販売実績
海外でも長く愛されるブランドに
2年の継続支援で海外販売の方向性見直しを図り、アパレルブランドとして台湾ファッション市場への参入に注力。テストマーケティング支援では、ブランドストーリーを打ち出し、販売実績を作ることができました。ニーズ調査支援では現地ベンダーから他社の台湾参入例や自社商材のポテンシャルなど、リアルな情報を直接聞くことができたのはとても大きな成果でした。今後は、海外企業との契約・取引を実現し、地道に海外ファンを増やし、自社ブランドを育てていくことが大きな目標です!
「先入観を捨て、着実に市場を開拓」
多くの企業が「海外展開はどうせ無理だろう」という先入観を持っていると思います。弊社も最初は何から始めて、誰に頼ればいいか分からない状況からのスタートでした。しかし、仙台市の支援制度を活用し、進出国選定から現地ニーズの調査・検証、進出国の見直し、そしてテストマーケティングの実行と、試行錯誤を重ねることで、小さなマーケットに需要があることが分かり、そこから着実に展開を広げていくチャンスを見出すことができました。海外展開に近道はありません。決して一人ではなく、信頼できるコンサルタントや海外展開を志す仲間を見つけて協力し合うことが重要です。
