セミナー情報
海外ビジネス B会場 B-1 9月11日 11:00~12:00
ASEANビジネスの次の一手 ~攻めの海外戦略とそれを支える危機管理~

プルーヴ株式会社/安全サポート株式会社
- 役職
- シニアマネージャー/代表取締役 上席コンサルタント
- 登壇者
- 伊藤 亮一/有坂 錬成
- 講師情報
- ■プルーヴ(伊藤)
大手財閥系の機械・プラント商社にて海外営業に従事。タイ法人の現地法人代表を務め、現地での自動車・石油化学を対象とした大型プラントの納入において、与信管理/資機材の調達や施工管理等を現地メンバーをリードし、多数の納入実績を構築する。
プルーヴ参画後はユーティリティープラント建設、有機合成化学品メーカーのグローバル戦略の再構築に従事。MBAで裏付けされたアカデミカルな側面に加え、海外事業の最前線で培った実戦経験を基に、海外事業における成長戦略の構築を実現してきた。
慶應義塾大学大学院 経営管理研究科(MBA)卒
■安全サポート(有坂)
損害保険会社(三井住友海上)出身。デュッセルドルフ、ミュンヘン等で海外駐在員の経験の後、外務省に出向し海外安全ホームページの立上げや『誘拐対策マニュアル』の編集を担当するなど邦人の海外安全対策を推進。2005年安全サポート株式会社を設立し代表取締役に就任。主な実績は、企業・教育機関の海外緊急対応支援、管理体制構築アドバイス、危機管理マニュアル作成、中東・アフリカ・中南米等ハイリスク国の治安情勢調査、外務省との共催による海外進出企業向け安全対策セミナーやJICA(国際協力機構)の中東等ハイリスク国における邦人向け安全対策セミナーなど多数の講演活動を行っている。著書に『海外に送り出した社員の命をどう守る?』がある。 - セミナー概要
- 「海外に関する人材、事故関連のエキスパート」である安全サポート株式会社 と 海外事業を専門領域としたコンサルティング会社であるプルーヴ株式会社の共同開催として特に日系企業の進出が多いASEAN地域を取り上げます。
ASEAN諸国は、豊富で安価な労働力を背景に、世界の製造拠点として発展してきました。日本企業にとっても、長らく「コスト競争力のある生産拠点」として欠かせない拠点として重要な役割を担ってきています。しかし近年では、人件費の上昇や少子高齢化の兆候、さらに脱炭素やDX対応といった新たな課題に直面しています。加えて、米中対立をはじめとする地政学的リスクの高まりも、従来型の生産戦略の再考を迫る要因となっています。
世界情勢が大きく変化している今だからこそ、ASEANの現状と今後の動きを正しく捉えることが、日本企業にとって新たなビジネスチャンスを見出す鍵になります。本セミナーでは、これからのASEANとの向き合い方を考える機会としていただければと思います。
また、現地での展開・改革を進めるうえでは、前段階からしっかりと準備しておくことが安心して事業に取り組むためのポイントとなります。実際に難しい環境でも成果を上げている企業は、どのような準備を行い、万が一の事態にはどのように対応しているのか。本セミナーでは、そうした事例もご紹介してまいります。
情報があふれる時代だからこそ、信頼できる知識を持ち、冷静に判断できることが欠かせません。実際の経験や具体的な事例を振り返りながら、皆さまにとって「知っておくこと」の大切さを実感いただける時間にしたいと考えております。 - このセミナーで学べること
- ・ASEAN進出の最新課題と展望
・進出前に必要なリスク対策
・成功企業の準備と行動事例
・情報過多時代の判断基礎知識
・海外事業に欠かせない安全視点 - 対象者
- ・タイ・ベトナムへの進出や既進出企業での事業戦略の見直しを検討されている方
・安価労働力依存から脱却し、高付加価値ビジネスへの転換を模索されている方
・現地の産業構造や政策動向、注目市場を把握したい経営企画・海外事業ご担当者様
・調達・生産拠点の再構築や、サプライチェーン見直しに関わるご担当者様
・タイ・ベトナムにおける成長分野(デジタル、EV、医療、グリーンエネルギー等)でのビジネス機会を探索中の方
・ASEAN地域の経済変化を踏まえた中長期の経営判断材料を求めている経営層の方