セミナー情報
セミナー会場D D-7 10月18日 10:50~11:35
機械指令から「機械規則」へ。欧州・英国に関する2024年の動向
株式会社テンダーラビングケアサービス
- 役職
- マネージャー
- 登壇者
- 山﨑 学
- 講師情報
- IT企業にてHR部門とFinance部門を経験したのち、2011年に当社株式会社テンダーラビングケアサービス入社。
2012年、当部署グローバルアクセス部の立上げに携わり、その後コーポレート部の責任者を経て、2020年4月より現職。
担当してきた製品は、産業機械、家電、通信機器など180製品を超え、単体の産業機械のほか工場の大型ラインから複合的な機械に至るまで幅広く支援。「CEマーキング・海外認証を、もっと身近なものにしたい」をモットーに、常に製造メーカーの目線に立ち、寄り添った対応とサービスを提供している。 - セミナー概要
- 世界の製品安全は世界貿易機構:WTOが定めるISO、IECに準拠するかたちで日本(JIS)、欧州(CE)、英国(UKCA)、カナダ(CSA)、北米(NRTL、FieldLabel)、中国(CCC)、韓国(KC・KCs)など、各国にて定められており、これをご理解されていないことで様々な問題に見舞われる可能性があります。
『海外認証PRO』では、欧州をはじめ各国に向けた製品の安全認証の宣言から認証取得をお手伝いしています。
2023年6月29日、正式に欧州委員会:EuropeanCommissionから機械規則(2023/1230/EU)がリリースされました。
対象範囲は、大型機械建設、産業機械、産業生産ライン、消費者向け機械製品、産業用ロボット、製造用3Dプリンター、その他機械類です。
移行期間は、完全移行が2027年1月14日(約3年半)となりますので、それまでに試験評価レポートやDoC(CE適合宣言書)・TCF(技術ファイル)などの見直しが必要になります。
大きな変更点としては、現在の機械指令(2006/42/EC)ではカバーされていない現在の技術(※1)への対応など、多くの問題に対処するために要求内容の追加、その他のCEマーキング要求命令との統合を章立て変更となりました。また、第54条「発効と適用」といった記載があり、見慣れない珍しいケースですので個別に詳細な確認が必要です。 ※1:技術とは、AI(人工知能)、サイバーセキュリティ・サイバーレジレンスへの対応、インターネット販売などを指します。
今回のセミナーでは、これまで自己宣言(CEマーキング、UKCA)されてきた企業様、これから欧州や英国など海外マーケットへの進出を考えているメーカー様に向けて、機械規則の概要説明と具体的にどのように変化するのか事例を踏まえて解説いたします。
また、誤解されやすいサイバーセキュリティ・サイバーレジリエンスに関しても、わかりやすい事例をご紹介しますので「難しそう…」「対応できないのではないか」と感じている方にも、CEマーキングがもっと身近なものに感じていただけるよう噛砕いてお伝えいたします。
【セミナーアジェンダ】
・そもそもCEマーキングとは?
・欧州、英国に関する今年の動向
・機械指令から「機械規則」へ。2023/1230/EUの概要説明
・誤解されやすいサイバーセキュリティ、サイバーレジリエンス
・DoC、TCFの見直し方法のポイント - このセミナーで学べること
- ・CEマーキングの基礎知識のおさらいと、最新情報
・機械指令から「機械規則」へ。指令と規則のちがいから嚙砕いて解説
・機械規則(2023/1230/EU)の概要説明から具体的に必要なポイントまでを説明 - 対象者
- ・過去にCEマーキング、UKCAを宣言してきた企業様
・これから欧州、英国に向けて輸出を考えている産業機械などのメーカー様
・CEマーク、UKCAなどの海外認証の担当になられた方 - 注意事項
- 録音、録画はお断りしております。具体的なご相談のある方、セミナーを通じて質問のある方は、弊社HPより個別相談へお申し込みください。