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その他 2016年05月18日

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「スリランカでグローブ?」現地日本人経営者をインタビュー その1

内海 由周(株式会社アクティブインターナショナル)

はじめまして、「スリランカ案内人」の内海と申します。

これからスリランカで活躍する日本人の皆さんのインタビューを通して、スリランカの魅力を発信して行きたいと考えています。

スリランカでのビジネスや生活面で苦労されたお話などをお聞きしながら、スリランカのポテンシャル、また海外でビジネスをするために大切なことなどをお伝えし、そして「何故、またスリランカで?」とビジネスのヒントになるような、面白い方々を取り上げてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

それでは第1回インタビューコラムをスタートさせていただきます。

第1回 渡辺泰眞さん「スリランカでグローブ?」

【プロフィール】 2010年、スリランカ野球代表監督就任。帰国後、慶大大学院修了。15年、現地法人ExSerendib WorKsを設立。豊富な現地経験と堪能なシンハラ語で得た信頼をベースに、サービス提供を行う。(http://www.exserendib.com/)

「スリランカでグローブ作ります」最初に聞いたとき「何故、またスリランカで?」正直そう思った。クリケットの国である。皆さんもそう思われたのではないだろうか? 「世界遺産ゴールフォート」内にある渡辺さんお薦めのお洒落なカフェで、そんな素朴な疑問をご本人にぶつけてみた。

スリランカ進出

内海(以降、内)「今日はよろしくお願いします。まず、お聞きしたいのは、何故『スリランカ』で、だったのでしょうか?」

渡辺さん(以降、渡)「JICA(国際協力機構)青年海外協力隊員のボランティアとして、スリランカ野球のナショナルチーム監督に就任したのがこの国との出会いでした。それまでスリランカという国について詳しくは知らなかったのですが、ナショナルチームの監督になれる機会なんてめったにないチャンス、そう思って応募しました。その時は、まさかこんなに深く関わっていくなんて思ってもいませんでしたが(笑)。そういう意味では、何か運命的なものも感じています」

内「その運命的な出会いから始まって、JICAの任務(3年)が終わってから、またスリランカに単身渡られたのはなぜでしょうか?」

渡「日本に帰国後2年間、大学院でスリランカを題材とした研究を行いました。ボランティアを続けているうちに、もっと本質的な支援や関わり方があるのではないか、そんな思いが強くなり、進学しました。そして、スリランカでの経験と大学院での学びをベースに自分の想いをもう一度この国にぶつけてみたい、それがまたスリランカに向かった理由です」

内「そこで、何故グローブだったのでしょうか? 何か想いがあったのでしょうか? すでに試作品が出来上がっているとも聞いています」

渡「私が指導していた当時(2010-13年)、野球用具はほぼ全て、日本などからの寄付に頼っていました。その寄付があったからこそスリランカの野球が育ってきたのも事実ですが、それだけではこの先の発展は望めない。だから次のステップとして、「ビジネス」の要素が必要になってくるだろうと。革などの素材を現地で調達し、現地で職人を育成し、「Made in Sri Lanka」のグローブを作る。実現すれば、そこに雇用が生まれ、それが多くの人との関わりを育み、それらを仕事とする人が現れる。スポーツが「生きる」ということにより密接に関わって、スポーツ通して新しい「文化」を育てたい、そういう想いです。それが自分に与えられた使命なのではないか、今はそう思っています」

今回はここまでです。次回は、スリランカでのビジネスとはどういうものなのか、について掘り下げて聞いていきます。

このコラムの著者

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内海 由周うつみ・よしちか

(株式会社アクティブインターナショナル)

<日本一のスリランカ案内人>

「日本一のスリランカ案内人」と称されるほど、スリランカに精通しているスリランカ専門観光コーディネーター。

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