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海外ビジネス コラム

商習慣 2015年01月26日

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ITデバイスの活用とアウトソーシングサービスの利用について

三竿 郁夫(JI Solution)

【Japan Inside Thailand】
チームの業務イノベーション支援のキーワードとアプローチ(グローバルオペレーションでは、特に強調されるべきこと)

① 外国人で仕事力のある社員の見極めと配置
② Excel依存からの脱却
③ 安価クラウド・タブレット・スマホの活用
④ ピンポイントのアウトソーシング
⑤ 業務レベルでの比較の見える化
⑥ 営業のIT利用
⑦ SCMの全体最適
⑧ 信頼とコミュニケーションと言語改革

本コラムではこれらを複数回に分けてお伝えしていく。

③ 安価クラウド・タブレット・スマホの活用

このエリアは、年々進化しているが、オフィス事務とか、自分の業務エリアで、いかに便利で、安くて効率が良いツールがあるかを知らない経営者・担当者が多い。また、セキュリティなどの理由で、導入を拒否する管理者が多い。

適切なソリューションを選び、安価なクラウド・タブレット・スマホを各種業務に早く導入した会社が、優位に立てる時代になっている。なにも導入しないということは、同業他社に先を越され取り残されていくことを意味する。

たとえば、固定資産棚卸しツールの“Proplus-Pit”は、写真付き固定資産クラウドデータベースとスマホを利用して、いままで担当者にエクセルを配ってバーコードリーダーでチェックしていた棚卸し業務を変革し、その手間を省き、資産の紛失を減らす絶大な効果をもたらす。

④ ピンポイントのアウトソーシング

仕事力のない人、適任の業務についていない人ほど、今の仕事を忙しそうに続けようとする。それが業務改革を妨げる。すなわち、安易な仕事に多くの工数を費やしているエリアとか、自社の業務の弱点部分等は、業務の効率化のためのアウトソーシングの対象となる。

部門レベルでのBPOのアプローチと一つ一つの部分業務でのアウトソーシングがあるが、いづれも会社の弱点克服、 業務の効率化の為の強力な手段となる。

後者は、実現も容易で、導入に時間はかからない。特に海外進出する企業にお勧めするソリューションは、海外のフリーランサーを利用するクラウドソーシングだ。

たとえば、“odesk” “Workshift”等のクラウドソーシングでは、翻訳・データ入力・ホームページ作成を始めとして、市場調査・顧客サポートまで、海外での広範囲な支援者をすぐに探すことができる。特にWorkshiftは、日本の依頼者・海外の支援者をつなぐマッチングを得意としている。

このコラムの著者

三竿 郁夫

三竿 郁夫

(JI Solution)

専門分野:<タイ進出支援>

JI Solution Japan 社長, ワクコンサルティング(株)エグゼクティブアドバイザー

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