法律・制度 2013年10月03日
- share
- ツイート
アメリカ進出成功のための特許法講座 その7 他人の出願の 存在により特許されない?(その2)
拡大先願の規定にも新規性と同様に例外が設けられています。
まず1つ目の例外として、先行出願に記載された事項であっても、発明者等から直接的又は間接的に知得されたものについては102条(a)(2)における先行技術から除外されます(102条(b)(2)(A))。
これを審査ガイドラインでは「発明者由来開示例外(inventor-originated disclosure exception)」と呼んでいます。
例えば、下図に示すように、発明者Aが自らの発明イについて出願Xをする前に、第三者Bが出願Zをし、その出願Zに発明イが開示されていたとしま す。この場合、102条(a)(2)によれば、出願Zに記載された発明イは出願Xに対して102条(a)(2)における先行技術となりますが、出願Zに記 載された発明イが発明者Aから直接的又は間接的に知得されたものであれば、102条(a)(2)における先行技術とはなりません。
この場合、出願人は、先行技術であるとされた開示に係る主題が、発明者等から直接的又は間接的に知得されたものであることを明らかにした宣誓供述書 又は宣言書(帰属の宣誓供述書・宣言書)を提出することによって本規定の適用を受けることができます(改正規則案1.130(a))。
関連記事
ジャンル別 新着コラム
-
2023年02月01日
-
2022年06月27日
-
2022年02月04日
-
2022年01月05日
-
2021年12月20日
-
2021年03月19日
-
2023年04月12日
-
2023年02月07日
-
2023年01月10日
-
2022年11月10日
-
2022年11月07日
-
2022年10月27日
-
2023年02月01日
-
2022年10月03日
-
2022年09月20日
-
2022年09月07日
-
2022年09月01日
-
2022年08月30日
-
2022年04月08日
-
2022年04月05日
-
2022年04月01日
-
2022年03月31日
-
2018年05月23日
-
2018年01月24日
-
2022年11月07日
-
2022年04月08日
-
2022年04月04日
-
2022年04月01日
-
2022年03月31日
-
2022年03月30日
-
2023年03月20日
-
2023年03月02日
-
2023年02月07日
-
2021年02月02日
-
2018年12月10日
-
2018年11月13日
-
2022年04月09日
-
2022年04月09日
-
2022年04月08日
-
2022年04月08日
-
2022年04月06日
-
2022年04月05日
-
2018年11月28日
-
2018年09月21日
-
2018年02月07日
-
2018年01月31日
-
2015年08月18日
-
2015年06月25日
検索
Digima~出島~からのお知らせ
Digimaおすすめコラム