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海外ビジネス コラム

生活・文化 2016年06月08日

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「スリランカでグローブ?」現地日本人経営者をインタビュー その2

内海 由周(株式会社アクティブインターナショナル)

「スリランカ案内人」の内海と申します。これからスリランカで活躍する日本人の皆さんのインタビューを通して、スリランカの魅力を発信して行きたいと考えています。

スリランカでのビジネスや生活面で苦労されたお話などをお聞きしながら、スリランカのポテンシャル、また海外でビジネスをするために大切なことなどをお伝えし、そして「何故、またスリランカで?」とビジネスのヒントになるような、面白い方々を取り上げてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

それでは前回までのインタビューはこちら(https://www.digima-japan.com/column/%E6%9C%AA%E5%88%86%E9%A1%9E/3174.html

第1回 渡辺泰眞さん「スリランカでグローブ?」その2

内「今回は、スリランカについて詳しくお聞きさせていただきます。スリランカでビジネスされて苦労されていることもあるかと思いますが、この国で大変なことは何でしょうか?」

渡「まず、毎日何かしらおかしなこと、不思議なことが起こりますね」

内「この際なのでお聞きしますが、スリランカの悪いところはなんでしょうか?」

渡「すべてが予定通りにいかないことですかね……」

内「南国の島国というお国柄もあり、確かに時間にはルーズですよね」

渡「その場しのぎの言葉が非常に多いですね」

内「嘘をつくのは、結構平気。というより、もうこれ文化でしょうね?」

渡「あと少しシリアスな話になってしまいますが、思った以上にお互い(現地の人同士)への信頼は薄い印象です。これは国の様々な(内戦や経済事情など)状況に関係するとは思いますが。これも文化といえば文化ですね」

内「そんな中で渡辺さんが、この国でビジネスされるに当たり大切にされていることはありますか?」

渡「この国のルールを理解して尊重することですね。良い悪いとかでなく、このルールは、この国が刻んだ歴史の中で生まれたルールなんですよ。この国に来た我々は、そのルールをよく知らないといけないし、日本との違いというものをよく理解しなければなりません。」

渡「大切にしているのは、(現地語である)シンハラ語で話すということです。少しでもいいからシンハラ語を覚えてみてください、距離感が全然違ってくると思いますよ」

内「少しでもその国の母国語で話すということは結構重要なことでしょうね。日本国内で英語で話されるのと、日本語で話されるのと、どちらが親しみやすいと考えたら当然かも知れませんが」

今回のまとめ

意外かもしれませんが、本音と建前を使い分けるという日本的な文化もあるようです……。そして、渡辺さんの言われていることはよく理解できます。

「その国のルールを理解すること。そして日本との違いを受け入れること。現地の人々をリスペクトすること」

これを言葉にするのは簡単ですが、実際に実践するのは結構大変なことです。しかし、海外で成功するために一番大切なことであるような気がします。

次回は、スリランカの良いところ、そしてこれからのスリランカビジネスについてお聞きします。

このコラムの著者

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内海 由周うつみ・よしちか

(株式会社アクティブインターナショナル)

<日本一のスリランカ案内人>

「日本一のスリランカ案内人」と称されるほど、スリランカに精通しているスリランカ専門観光コーディネーター。

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