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海外ビジネス コラム

市場動向 2014年05月14日

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中国版Vine 微視(ウェイシー)が1日に1億回再生される理由

山本 達郎(北京龍楽<ログラス>広告有限公司)

テキスト、画像、動画へと移行するコミュニケーション

Twitter社が2013年1月にリリースしたアプリ「Vine」は、6秒間のショートムービーを気軽に作れることがウケ、面白い動画を撮り合ったりシェアしたりと、欧米や日本でも人気が高まっている。その中国版とも言えるアプリが微視(ウェイシー・WeShow)だ。

中国ではTwitterが規制されており、見ることが出来ない。そこで、中国No.1チャットツール「QQ」を提供するテンセント社が2013年9月にウェイシーをリリース。このウェイシーは8秒間までの動画が撮れるようにし、中国国内のユーザー数を伸ばしている。

ウェイシーもVineと同じく画面をタップするだけで動画の撮影が可能で、短い動画をつなげてムービーを作ることが出来る。これらにスタンプや音楽をつけてアップロードし、中国ではTwitterの代わりに、QQや微博(ウェイボー)、微信(ウェイシン・WeChat)でシェアすることが出来るようになっている。中国では、日本ほど自分を出すことに抵抗がないため、ウェイボーでも自撮り写真が多くアップされ、ウェイシンでも音声でのコミュニケーションが多くなっている。これがウェイシーの普及にも一役買っているとも言えるだろう。

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タレントや企業の活用も活発になってきている

そして、ウェイボーやウェイシンと同じように、芸能人のアカウントも続々開設され始めている。有名女優のファン・ビンビン(范冰冰)のアカウントでは570万人がフォローしている他、ウェイボーで約1500万フォロワーを抱える蒼井そらもアカウントを開設。ウェイボーではテキスト中心のコミュニケーションだったのが、ウェイシンでは音声でのコミュニケーションとなり、そしてウェイシーで動画でのコミュニケーションへと移行してきていると言える。

こうして、ウェイシーはユーザー数を増やし、2014年の旧正月期間には1日当たりの動画再生回数が1億回を突破。バレンタインデーには1.6億回を超えたと発表している。ウェイシー上の動画の数も100万本を突破しており、日本でも企業によるユーチューブの活用も増えている。今後のSNSの隆盛や、企業の活用法にも注目が集まる。

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(中国ビジネスヘッドラインより転載)

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山本 達郎

(北京龍楽<ログラス>広告有限公司)

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