市場動向 2015年01月07日
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メキシコの自動車部品産業の「集積地」と「割安なコスト」
自動車部品企業の場所
メキシコを北米輸出向け生産拠点としてだけでなく、低コストと自由貿易協定を軸として全世界に対する戦略拠点として活用する企業が増えています。今回は自動車部品産業に注目し、どういった部品がどの地区に集積しているかを見てまいります。
北東部(チワワ州、ヌエボレオン州、コアウイラ州、タマウリパス州)合計198工場があり、エアコン、プラスチック部品、電気部品、エンジンパーツ関係が集中しています。
北西部(北バハカリフォルニア州、南バハカリフォルニア州、シナロア州、ドゥランゴ州)合計70工場があり、エアコン、内部コンポーネント、アクセサリー、電気部品関係が集中しています。
南東部(トラスカラ州、プエブラ州、メキシコ州、モレロス州、イダルゴ州、メキシコシティ連邦州)合計101工場があり、シート、エアコン、油圧、ボトルジャッキ、内装部品、エンジン部品、電気部品、プレス加工、サスペンション関係が集中しています。
中央部(ハリスコ州、グアナファト州、ケレタロ州、アグアスカリエンテス州、サンルイスポトシ州)合計142工場があり、プレス加工、電気部品、ブレーキ部品、皮革製品、エンジン及びトランスミッション部品関係が集中しています。
割安な生産コスト
次にKPMGが実施した調査によると、メキシコは以下の国々と比べて、生産コストが以下の比率で割安とされています。
比較対象:カナダ、オランダ、フランス、イタリア、英国、オーストラリア、米国、ドイツ、日本
• 自動車部品製造:11.2%
• 精密部品製造:9.6%
• プラスチック製造:15.9%
• 金属コンポーネント製造:16%
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