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海外ビジネス コラム

市場動向 2015年01月27日

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MENASAの鍵? ドバイとインドの協力体制とは

堀 明則(Hopewill Group)

千年以上の歴史があるインドとドバイ

2014年度インドの最大の輸出先は中国、アメリカに続きドバイを含む首長国連邦のUAE(アラブ首長国連邦)となりました。インドからUAEへの貿易総額は5.95兆円を越え、輸出総額の10%がインドからドバイへ輸出されています。

主な輸出品は宝石類、石油関連製品、航空機部品、電化製品、船舶部品等となっています。特に宝石類の輸出量が多く、7726億ルピー(1.3兆円)の宝石類が輸出されています。

実はインドとUAE間の貿易は千年以上の歴史があります。真珠と木綿の交換や、ドライフルーツと穀物の交換が当時行われていました。それから数世紀越え、更に親密になった両国家はこれから更なる発展を遂げるため、再度協力体制を整えています。

今年の3月に両国の政府関係者、民間部門関係者がそれぞれ30名ずつ集まり、両国の発展のため協議を持ちました。主な協議内容として両国の経済発展と共に、特にインドのインフラ開発が焦点となりました。インドのインフラ開発需要が100兆円規模まで膨らんでいる中、年々開発投資額が減っている状況があります。そのため、インド政府はUAEからの政府投資、民間投資を呼び込みインドのインフラ開発を一日でも早く進められるようにしたいと考えております。

また、対照的にUAEとしては2020年にDWC(ドバイ・ワールド・セントラル)で開催予定となっている世界万博にて、多くのインド企業の出展が見込まれています。UAEとしては成長するインドからの輸入・再輸出の流れを増やしたいという思いがあります。
2030年にインドはUAEの最大の輸出先になると言われており、UAEからインドへのインフラ開発資金の流れが、長期的には貿易関係を強固な物にするきっかけとなります。

このコラムの著者

堀 明則

堀 明則ほり あきのり

(Hopewill Group)

幅広い事業範囲を武器に

日本企業、個人に対し、香港・シンガポールをハブとした、『日本からア

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