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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年01月24日

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ドバイ・ショックからドバイ経済は回復したのか? 中東進出は今が好機

橋本 哲史(SYMAR SBS)

皆さん初めまして。

Symar Samurai Businessmen Servicesの橋本と申します。

このたびこちらでコラムを書かせて頂く事になりました。ドバイより、日本からはなかなか知ることができない現地の情報を、お伝えさせて頂きたいと思います。

弊社は15年前より、ドバイと日本で日本企業のビジネスをご支援してまいりました。2012年にドバイに本拠地を移し、新たに法人を設立。現在は、日本企業と中東企業のビジネスマッチング、ドバイワールドセントラルへの企業進出仲介(ドバイアビエーションコーポレーションと正規仲介契約を締結)を中心に、日本企業の中東進出をご支援しております。

ドバイ・ショックからドバイ経済は回復したのか?

このお仕事をさせていただいていると、「ドバイは経済的にもう駄目だから」というお言葉を今でもよく伺います。ドバイバブルとその崩壊。バブル崩壊後失われた20年に苦しんでいる日本にいると、ドバイに日本の姿を重ねて考えてしまうのかもしれません。

2012年12月27日。Dubai Economic Councilは、「Dubai Economy 2012」を発表しました。これレポートによれば、数々の経済指標が、ドバイ経済がドバイ・ショックを克服したことを示しています。

ドバイ首長国のGDPは、 2009年には2.4%収縮したものの、2010年に2.8%、2011年に3.4%と、順調に拡大しています。ドバイ・ショックでは、不動産と建設セクターが大きく縮小しました。しかしながら2010年初頭には、この2つのセクターを除くほとんどのセクターが、収縮から拡大に転じています。産業セクターの回復は、2010年は輸出によって牽引されました。不動産セクターに関しては、ニュードバイエリア(ドバイマリーナ、ジュメイラ、フリーホールドゾーン)で、2010年には回復の兆しが見えてきました。

ドバイ進出が好機である理由とは?

日本においては、中東からの情報が豊富とは言えません。ドバイ・ショック後のドバイ経済の実情についても、十分な情報が入って来ていません。そのため、ドバイ経済が今でも沈んだままだとの印象をお持ち方も多いと思います。しかしながら現地では、経済は順調に回復しているという印象を受けます。

ドバイを含めた中東地域は、人口増加、若年層が多いピラミッド型の人口構造、賃金の上昇など、今後の有望市場と考えられています。また、中東地域は、日本企業や日本人に対して好印象を持っています。日本ブランドが通用する数少ない地域でもあるのです。

ドバイ・ショックで多くの日本企業が、この中東地域から撤退しました。しかし、ドバイ・ショックからの回復も確実になった今、そろそろ再挑戦を真剣に検討すべき時期が来たのではないでしょうか。

このコラムの著者

橋本 哲史

橋本 哲史

(SYMAR SBS)

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