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海外ビジネス コラム

ネットビジネス 2014年01月06日

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中国EC市場活況! タオバオでのセールが今年も記録を更新

山本 達郎(北京龍楽<ログラス>広告有限公司)

売上が急激に伸びているタオバオ1111セールとは?

中国のNo.1 ECサイト、タオバオでは11月11日に1年間で最大のセールを実施。1が並ぶために、独身の日(おひとりさまの日)として、「自分へのご褒美を買おう」というコンセプトでセールが行なわれるようになった。大手ブランドが50% OFF等のセールを実施し、タオバオもTV CMや看板広告等で大規模に集客するとあって、毎年話題となっているイベントだ。

これまでの年ごとの売上の推移は、2009年が1億元、2010年が9億元、2011年が52億元、2012年が191億元と年々その数字が伸びてきている。そして、今年の目標は300億元とされていたが、蓋を開けてみればそれをさらに上回る353億元(約5600億円)という結果となった。

売上ランキングトップ10企業を見ると、1位は中国のスマホメーカー小米で5.5億元、2位が家電メーカーのハイアールで1.8億元、5位がデンマーク発のアパレルメーカーのジャック&ジョーンズで1.5億元となっているが、今年は日系企業のユニクロも1.2億元で6位に食い込んでいる。首位の小米は中国で人気のスマホメーカーだが、商品別ランキングでもそれぞれの機種で1位~4位を独占、1日で日本円にして約100億円の売上を達成している。

すっかり世界最大の規模になった中国EC市場に挑戦しよう!

さらに、1111セールはタオバオの中でもB2Cプラットフォーム(Tmall=天猫)で行なわれるが、その約1ヵ月後、1212に行なわれるのがC2C店舗向けセールである。こちらは全体の売上高は発表されていないものの、タオバオも1日で3億元分のクーポン券を発行したり、3600万元分の宝くじを発行したりと、ユーザーを引きつけるプロモーションを実施。1日で1.5億人のユーザーが商品を購入したとされる。

中国のECはもともと市場の立ち上がりが遅かったが、今ではすっかり世界最大規模となり、来年も更なる記録の更新が期待される。最近の日中間の情勢から日本製品が敬遠される懸念もあるが、来年の11月のランキングにも日系企業が上位に入るよう願いたい。

山本 達郎氏 著作
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(北京龍楽<ログラス>広告有限公司)

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