主催者挨拶
本日は海外ビジネスEXPO福岡にご来場いただき誠にありがとうございます。
全国でコロナの感染が広がる中で様々な観点から今回は対面とオンライン双方で
海外ビジネスEXPO福岡を開催することとなりました。
海外ビジネスをする企業を1万社創出し日本にイノベーションをもたらす。
そのために「日本企業の海外展開のハードルを下げること」が弊社の使命です。
EU圏内では他国に進出している企業の割合は2.5%、輸出をしている企業の割合が25%以上に対して、
日本の中小企業の海外進出割合は0.3%、輸出をしている企業割合は3%とそこには大きな開きがあります。
国内マーケットの規模がある程度あること、国家のロケーション、言語、歴史的背景などその開きの要因は様々ですが、日本企業の海外展開・海外ビジネスという文脈においてはまだまだ可能性があることは間違いありません。
私は今まで60カ国200都市以上、日本の全都道府県を訪問してきました。
今世界で起きているのは『地方都市の国際化』です。元来地方都市は中央政府を見ていましたが、
現在は中央でなく世界というマーケットを見てそれぞれの都市の強みを活かしたブランディング・戦略を立て世界中から外貨を得ています。
香港、イタリアのミラノ、スペインのサンセバスチャンetc…
では日本で一番世界に開かれた都市や地域になりうるのはどこか?答えは福岡、そして九州です。恵まれた自然や多様でユニークな文化、そして他者を受け入れるマインド。歴史を見ても鎖国していた日本において貿易をしていた薩摩藩、唯一世界に開かれた出島があったように、
九州のグローバル化がこれからの日本の開国に繋がっていくと確信しています。歴史は繰り返すものです。
これから九州が世界に開けていく上で必要なこと。その一つが最適な海外ビジネスネットワークの構築です。華僑が、 ユダヤ人が、最近では韓国人が行っているように一企業の利益という概念を超えて日本人が日本人をサポートし合うネットワークが必要です。
会期中は世界中から多くの優良な海外ビジネス支援企業様が一堂に会します。
またとない機会ですので存分に海外ビジネスに関する情報交換、相談をしネットワークを広げていただければ幸いです。
今回の海外ビジネスEXPOで多くの企業様の交流が生まれ、その交流が今後の九州の企業の海外進出、
及び日本の国益に繋がっていければこれほど嬉しい事はありません。
2020年9月
株式会社Resorz 代表取締役 兒嶋裕貴