海外ビジネスEXPO

20211111(木)・12(金)10:00~17:30
  • 会場東京都立産業貿易センター 浜松町館4F
  • 主催海外ビジネスEXPO実行委員会

セミナー情報

セミナー会場A A-8 11月12日 15:00〜16:00

海外進出の落とし穴!グローバル展開に不可欠な多言語翻訳について

Memsource a.s.

役職
APAC Sales Team Lead
登壇者
ティモ シェフチョヴィッチ
講師情報
アジア太平洋地域の営業チームを統括。Memsourceを使って企業・翻訳会社・翻訳者全員が翻訳を最大限に効率化できる方法を提案する。Memsource入社前は日本と韓国に留学し、その後チェコで言語学修士号を取得。言葉とコミュニケーションのスペシャリスト。日本への理解の深さは日本人を驚嘆させるほど。
セミナー概要
海外ビジネスを展開しようとする企業向けに、多言語化プロセスの現状と課題、その解決方法をお伝えするセミナーです。実際のビジネスの現場で役立つヒントを、実例を交えてご紹介します。多言語化の現状を俯瞰して、工程の全体像をつかみ、最新のテクノロジーを把握して、今知っておきたい情報を入手していただける内容です。

チェコに本社を置き、世界中のお客様にクラウドベースの翻訳管理システムを提供するMemsourceならではの視点で、とくに日本企業が多言語展開を行う際に鍵となるポイントにクローズアップして、この分野の現状と課題、そしてMemsourceなどのシステムを用いた解決方法を凝縮してお伝えします。

これから海外展開をしようとしている方、すでに手がけているものの課題を抱えている方、もっと効率的な方法を模索したい方、今後に備えて最新のテクノロジーを知っておきたい方など、あらゆる方に役立つテーマをピックアップしています。 セミナーはどこからでも参加できるオムニバス形式で行います。すべてをお聞きいただくと、全体像をより明確にイメージしていただけるでしょう。

皆様の課題の解決に向けて、経験や知見を共有し、ともに未来に向かって一歩進める機会になりましたら幸いです。


●海外ビジネスにおける多言語対応の必要性
海外進出といえば、真っ先に思い浮かぶのが多言語対応かもしれません。ただ今や、単純に翻訳すればOKではなく、翻訳データを資産として蓄積し、高品質化・効率化を進めることが、ビジネスの成長に欠かせない時代になってきています。翻訳資産の蓄積と活用を中心に、なぜ今、多言語対応が重要なのかを改めて考えます。

●コンテンツは何か国語に対応すべき?
日本語を英語に翻訳するだけでは、真のグローバル展開とは言えません。誰もが自分の母国語で書かれている文章を目にすれば、親近感や信頼性が増すでしょう。より多くの言語への対応が、より多くの顧客へのリーチや、より多様な人材との関係深化につながります。ここではMemsourceを用いた多言語展開を容易にする、Adobe Experience ManagerやWordPressなどCMSとの連携や機械翻訳エンジンの活用、トレーニングビデオなど映像コンテンツ向けの字幕用SRTファイルの翻訳や、動画字幕ソリューションCaptionHubとの連携などについて説明します。

●グローバル多拠点展開における、テクニカルサポートやフィールドサービス向けサポートの多言語対応
企業のグローバル展開で常に課題となるのは、多様なバックグラウンドを持つ顧客やスタッフとのコミュニケーションです。ここでは、サポートプラットフォームを構築して現地へのテクニカルサポートやFAQを提供しているZendesk様が、どのように翻訳プロセスを取り入れ、現地でのトラブル発生から、エンジニアによる対処、ユーザーへのサポートの提供、多言語対応FAQの生成に至るまでのワークフローを構築しているかを紹介します。


●多言語翻訳の生産性と翻訳品質をめぐる課題
現代のビジネスでは、生産性向上の視点は欠かせません。翻訳業務においても、効率化と高品質化を同時に進めるソリューションが登場してきています。その核となるテクノロジーが機械翻訳(MT)とAIです。世界にはGoogle、Amazon、Microsoft、DeepLによる汎用多言語MTだけではなく、中国のTencentや日本のロゼッタといった、その国の言語で評価の高いMTエンジンが存在します。また、最適なMTエンジンを自動選択するAI機能についても解説します。

●機械翻訳エンジンベンダーのロゼッタが、Memsourceを選んだ理由
株式会社ロゼッタでT-3MT担当執行役員を務める渡邊麻呂様より、「ROZETTA Memsource」を活用した事業戦略についてお話しいただきます。「ROZETTA Memsource」は、ロゼッタのAI翻訳エンジンと Memsource 翻訳管理システムを連携させたサービスです。

●多言語対応に向けた人的リソースをめぐる課題への対処
いくら機械翻訳やAIが進化したとはいえ、最終的な質を左右するのは人です。ここでは、外部の翻訳会社や言語サービスプロバイダー(LSP)、フリーランサーへの委託を容易にする、翻訳管理のクラウド化の仕組みやメリットについて説明します。また、初めてのユーザーでもすぐに使える明快なUI/UXの重要性や、リンギスト(翻訳者や校正者)がライセンス料を支払うことなく作業できる環境の構築についても解説します。
このセミナーで学べること
・多言語化の重要性を改めて認識できる
・多くの企業が直面する多言語化の課題を共有できる
・実例からビジネス現場での課題解決のヒントが得られる
・機械翻訳やAIなど、翻訳分野における最新テクノロジーの知見が得られる
・将来の成長に向けて、注力すべき領域を見極めるヒントが得られる
対象者
・自社ウェブサイトや動画、文書の多言語化担当者
・翻訳会社やクリエイティブエージェンシーのプロジェクト担当者
・多言語を使う従業員との社内コミュニケーション担当者
・海外顧客向けのカスタマーサービス担当者
・翻訳・ローカライズ業務の高品質化
・効率化を目指したい方
・最新の翻訳テクノロジーについて知りたい方