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- シンガポールの海外進出事例集
- 教育×広告の独自サービス「応援ノート」CLOCK ON社のアジア進出事例
海外ビジネスの概要
日本と同様のビジネスモデルでシンガポール、インドネシア、マレーシアの東南アジア3カ国で無料ノートを提供しており、2014年度中にタイ、ベトナムでサービスを開始予定です。学生が利用するノートに、学生をターゲットとする商品やサービス告知、学生の応援、CSRとして企業に広告を出稿・掲載していただくことで、学生には学習に必要なノートを無料で提供出来るサービスとなっております。
配布は現時点では小学生、中学生、高校生、大学生を対象としており、学校内で学校の先生やスタッフまたは弊社スタッフから直接手渡しで配布されます。2015年度は年間100万部の発行を予定しております。
進出理由と背景
東南アジアでは経済格差、教育格差が大きく、ノート1冊を買うのも苦労する子どもたちが多く存在することを知り、「すべての学ぶ人たちに平等な教育環境を提供する」という理念のもと、子どもたちの学習に弊社の応援ノートサービスが役立てるのではないかと思ったことがきっかけです。
東南アジア市場が急成長している中で、今後も拡大するであろう学生のマーケットを押さえることが出来れば今後も市場の拡大に合わせてサービスを拡大出来るというビジネスニーズを感じ、進出を決定しました。また日本国内においては少子化が続き市場の頭打ちが予測されることも一つの要因となります。
進出までにやったこと・苦労したこと
日本の当たり前が通用しないこと。すべてゼロからの立ち上げだったため、事業拠点を決めてからノートを印刷する印刷工場から学校まで運送する物流会社、また当然学校で配布するための許可を1校1校から得ることも必要でした。それも同時に広告主様への営業活動を行いながらという状況です。さらに学校への配布許可を取得するために教育省や自治体も絡めて進めなくてはいけない事もありました。
他にも、例えば印刷会社に印刷を依頼して刷り上がったものを確認したところ、インクの染みで紙が汚れているにも関わらず、当然のように問題ないとの対応で困ったこともありました。また物流面においても例えばインドネシアでは渋滞が酷く予定通りに配達が完了しないこと。1時間あたりの配達量が少ないのでコストが嵩むこと。日本では何とかなることもならないので対策を事前にしっかり取ることが必要です。
今後の展開
ノートのビジネスモデルを企業のCSR活動にも提案できるインフラを整え、インドネシアやカンボジアの貧しく教育資材が与えられない子供達に無料でノートが届けていきます。またこの教育格差是正プロジェクトの横展開として無料授業動画の配信にチャレンジします。
海外展開成功のためのアドバイス
泥臭いことも何から何まで自分でチャレンジして飛び込んでいける胆力と決して
諦めないポジティブさがあれば必ず成功出来ると信じてます!(まだ成功してませんので偉そうなこと言えませんが)
企業名 | CLOCK ON PTE LTD |
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業種・業態 | 教育・学習業 |
進出国 | |
事業内容 | 教育支援業、広告業 |
法人設立年 | 2012年4月 |
海外進出時期 | 2012年4月 |
日本法人所在地 | 東京都渋谷区恵比寿3-16-5 |
海外所在地 | 80 Robinson Road #10-01A Singapore |
代表者 | MANAGING DIRECTOR 前田頌太(日本法人代表:代表取締役 東俊輔) |
資本金 | SGD100,000 |
電話番号 | +65 6247 5945 (日本 03-6684-5717) |
URL | http://clock-on.co.jp/sg/ |
依頼したサポート内容 |