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IEC規格の基礎知識-IEC規格について日本企業が知るべきこと

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IEC規格は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)によって制定される、電気技術に関する国際標準規格です。

IEC規格は、電子機器、電力技術、再生可能エネルギー、情報技術など、広範な技術分野にわたっています。これらの規格は、製品の安全性、性能、互換性を確保するために世界中で広く採用されています。

本記事では「IEC規格の基礎知識」として、IEC規格の基本情報、国際市場でのその必要性と企業へのメリット、規格番号の理解、さらにはIEC規格の効率的な調査と購入方法について、わかりやすく解説します。

1. IEC規格の基礎知識

IEC規格とは何なのか? このセクションでは、IEC規格を定めている、IEC(国際電気標準会議)と、IEC規格の概要について解説します。

IEC(International Electrotechnical Commission / 国際電気標準会議)とは

IEC(International Electrotechnical Commission / 国際電気標準会議)とは、1906年に設立された、電気及び電子技術分野に特化した国際標準化機関です。

国際的に認められた電気技術分野の標準を策定することで、製品やサービスの相互運用性を保証し、安全性と信頼性の向上に務めています。

1906年に13ヵ国の参加のもと設立されたこのIECは、電気技術分野における国際協力を促進し、その成果を通じて国際理解を深めること、そして国際貿易の発展と消費者利便性の向上に寄与することを目的としています。

日本は1953年からこの国際組織に参加しており、日本産業標準調査会(JISC)が国内代表機関として加盟しています。

IEC規格とは

IEC規格は、前述したIEC(国際電気標準会議)により定められた、世界共通の技術基準です。

これらの規格は、電気製品やシステム、電子通信に関連する幅広い分野をカバーしており、製品の設計から製造、検査に至るまで、品質と安全性を保証するための指針を提供しています。

企業は、国際的な取り決めによって定義されたIEC規格に準拠することで、各国間の貿易を円滑に行うことができ、自社製品の国際市場での受け入れをスムーズにすることができます。

加えて、IEC規格は国内規格との整合性を図りつつも、各国の独自の要求事項に対応する柔軟性を持ち合わせています。これにより、世界中の市場で、国際基準に沿った製品開発が促進されるとともに、消費者の安全と製品の相互運用性が保証されるのです。

2. IEC規格の必要性と企業が得られるメリットとは?

このセクションでは、IEC規格が国際市場においてなぜ存在し、企業にどのようなメリットをもたらすのかを解説します。

なぜIEC規格が必要なのか?

そもそも規格とは、製品やサービスが一定の品質、性能、および安全性を満たしていることを保証するために必要なものです。技術が急速に進歩し、様々な製品が国境を越えて流通する現代の国際貿易では特に重要とされています。

規格は、異なる国々間の経済活動において、製品の互換性を保ち、消費者の利益を守るための共通言語のような役割を果たしています。

IEC規格は、異なる国々間の経済活動において、電気製品の互換性を保ち、消費者の利益を守るための共通言語のような役割を果たしています。

つまりIEC規格は、電気・電子技術分野における技術革新が加速する中で、その製品が、世界中どこの市場でも一貫した性能と品質を提供するための指標として存在しているのです。

IEC規格が企業にもたらすメリットとは?

IEC規格への準拠は、企業にとって複数のメリットをもたらします。

まずグローバル市場へのアクセスが拡大します。IEC規格に沿った製品は、多くの国で受け入れられやすくなり、その国での認証プロセスもスムーズに進められる傾向があります。

また、自社製品の安全性と信頼性が高まることで、消費者からの信頼を得ることができ、最終的に市場での競争力を築くことに繋がります。

3. IEC規格の規格番号について

IEC規格番号は、グローバルな基準を持つ製品やシステムを識別するためのコードです。これらの番号は、製品の互換性と安全性を国際的に評価し保証する枠組みを構築し、世界の市場での信頼と調和をもたらす重要な役割を担っています。

このセクションでは、IEC規格の規格番号について解説します。

IEC規格の番号は通常「IEC」で始まる

IEC規格は、一連の固有の識別番号で構成されており、通常「IEC」の文字で始まります。これに続く番号と発行年は、特定の規格を識別するために用いられます。(例:IEC 60400:2014)

規格が複数の部分から成る場合、主番号の後にハイフンと追加番号が付けられます。(例:IEC 61000-4-11:2004)

また、1997年に規格番号の体系が改訂されたため、それ以前に制定された規格は、旧番号に60000を加えることで更新されました。(例:IEC 34-1はIEC 60034-1へと変更)

IEC規格のエディション(Ed.)について

規格番号には、エディション番号も含まれ、これは規格の版を示します。(例:IEC 60400 Ed. 7.1)

ただし、国立国会図書館サーチなどの一部のサービスでは、エディション番号の確認が難しい場合があります。

IECや規格番号の前後に付く略語や記号について

IEC規格番号はさらに、文書の種類を示す略語を含むことがあります。

IECの後に付けられる略語としては、技術仕様書であることを示す「TS」 、緊急の市場ニーズに応じて発行される「PAS」 、参考情報としての「TR」(技術報告書) 、標準化ガイドとしての「Guide」 などがあります。

さらに、規格番号の後につく各記号として、規格が修正されたことを示す「Amd」 や、正誤表が含まれていることを示す「Cor」 も付記されることがあります。

IECの前後につく他の規格制定団体の略称について

他の標準化団体と共同で制定された規格の場合、IECの前後に他の団体の略称が記載されることもあります。

たとえば、国際標準化機構と共同で制定された規格は「ISO/IEC 27001」と表記されます。

特に、無線妨害の抑制に関する規格を定める国際無線障害特別委員会(CISPR)は、その規格にしばしば「CISPR」のみが頭に付されます。(例:CISPR 11:2004)

4. IEC規格の調べ方と購入方法

最後のセクションでは、IEC規格を調べ方と購入方法について簡潔に説明します。

IEC Webstore

IECの公式ウェブストアでは、規格書の目次やイントロダクションのプレビューが確認できます。ここでは、必要な規格をキーワードや規格番号で検索し、内容を事前に確認できます。

検索によって見つけた規格は、IEC Webstoreから直接購入できます。購入プロセスは簡単で、電子版や紙の書籍形式での提供があります。支払い後、電子版の場合は直ちにダウンロードが可能です。

https://www.iec.ch/homepage

一般財団法人 日本規格協会 JSA

一般財団法人 日本規格協会(JSA)は、日本における国際標準化活動の推進を目的とした団体です。サイトの検索機能を利用することで、必要な規格の情報を迅速に見つけ出すことができます。

また、JSAではIEC規格の購入サポートも提供しており、日本語版を含む規格の入手が可能です。

https://www.jsa.or.jp/

国立国会図書館

国立国会図書館を利用することで、IEC規格文献にアクセスできます。関西館にIEC規格などが所蔵されています。東京本館で閲覧する際は、関西館からの取り寄せが必要です。国立図書館オンラインで所蔵状況を確認し、利用することができます。

https://ndlsearch.ndl.go.jp/

5. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

貴社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

今回は、日本企業が知っておくべき「IEC規格の基礎知識」について解説しました。国際的な取り決めによって定義されたIEC規格に準拠することで、自社製品の国際市場での受け入れをスムーズにすることができます。

「Digima〜出島〜」には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。海外進出のサポート企業を探すにあたっては、1社だけに絞るのではなく、複数のサポート企業を「比較する」ことが重要です。当然、複数の企業の比較検討も可能です。

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(参考文献)
・「規格を調べるには」茨城県立図書館
・「【弁理士監修】IECとは?ISO・JISとの関係性についてわかりやすく解説」日本知財標準事務所
・「安全規格とは?ISOやIECなど、機器設計基準や体系を解説」株式会社コンテック
・「JIS規格・ISO規格・IEC規格の基礎知識」キーエンス
・「IECの概要」日本産業標準調査会
・「IECとは/IEC規格とは」CEND
・「IEC規格とは?JIS規格、ISO規格との違い」EPLAN JAPAN 公式ブログ

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