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IEC規格とは?IECの意味・規格番号の読み方・調べ方・取得方法を徹底解説【2026年最新】

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IEC規格とは国際電気標準会議(IEC)が制定する電気・電子・通信分野の国際規格。IECとは何か、規格番号の読み方・エディション・調べ方・購入方法・ISO規格との違いまで、海外展開を目指す日本企業向けに2026年最新情報でわかりやすく解説します。

「IEC規格」「IECとは」という検索ワードは、電気・電子製品を海外に輸出・販売しようとしている企業担当者が最初に直面する疑問として多く寄せられます。IEC(International Electrotechnical Commission/国際電気標準会議)は1906年設立の国際標準化機関で、電気・電子・通信・電磁技術分野における国際規格を策定しています。IEC規格への適合は、欧州・北米・アジアなど多くの市場への製品輸出において事実上の参入条件です。本記事では、IECとは何か・IEC規格の番号体系と読み方・ISOとの違い・規格の調べ方・購入方法・IEC認証制度・2026年時点で重要性が増しているIEC規格のトレンドまで、海外展開を目指す日本企業向けに網羅的に解説します。

この記事でわかること

  • ・IEC(国際電気標準会議)とは何か、設立・目的・日本との関係
  • ・IEC規格とは何か、どの分野に適用されるか
  • ・IECとISOの違い、ISO/IEC規格の意味
  • ・IEC規格番号の読み方・エディション・略語の意味
  • ・IEC規格の調べ方・購入方法(IEC Webstore・JSA・国立国会図書館)
  • ・IEC認証制度(IECEE・IECEX・IECQ)の概要と取得メリット
  • ・2026年注目のIEC規格(サイバーセキュリティ・再生可能エネルギー等)

1. IECとは?国際電気標準会議の基礎知識

IECの正式名称と設立背景

IEC(International Electrotechnical Commission)は日本語で「国際電気標準会議」と訳される国際標準化機関です。1906年にロンドンで設立され、現在はスイスのジュネーブに本部を置いています。電気・電子・通信・電磁技術分野における国際規格の策定・維持・普及を主たる使命としており、世界170カ国以上が加盟しています。

IECが設立された背景には、電気技術が急速に国際展開する中で、異なる国の規格が乱立することによる貿易障壁・安全リスクを排除する必要があったことがあります。統一された国際規格によって、電気製品の互換性・安全性・品質を世界共通の基準で保証する仕組みを作ることが目的でした。

日本とIECの関係

日本は1953年にIECに加盟し、現在は経済産業省と日本工業標準調査会(JISC)が日本の国内委員会として活動しています。日本はIECの主要加盟国の一つとして、規格策定の場で積極的に貢献しており、多くの分野で議長国・幹事国を務めています。国内では、IEC規格を日本語化した「JIS(日本工業規格)」が対応する形で整備されています。

2. IEC規格とは?適用分野と具体例

IEC規格の定義

IEC規格とは、IECが制定する電気・電子・通信・電磁技術分野の国際標準仕様書です。製品の設計・製造・試験・安全性評価に関する要件を定め、異なる国・企業間での製品の互換性確保と消費者保護を目的としています。IEC規格は世界各国の規制当局・認証機関に採用されており、製品の市場参入要件として機能するケースが多くあります。

IEC規格の主な適用分野

家電・民生用電子機器:テレビ・洗濯機・冷蔵庫・オーディオ機器などの安全基準(IEC 60065、IEC 62368等)

産業用電気設備:工場・ビル・インフラ向けの電気設備(IEC 60364 電気設備設計)

医療機器:医療用電気機器の安全基準(IEC 60601シリーズ)

再生可能エネルギー:風力発電(IEC 61400)・太陽光発電(IEC 61215・IEC 61730)・スマートグリッド(IEC 61850)

情報通信技術:ISO/IECで共同策定される情報技術系規格(ISO/IEC 27001 情報セキュリティ等)

電気自動車:EV充電設備・バッテリーシステムの規格(IEC 61851・IEC 62133)

産業用制御・安全:機能安全(IEC 61508・IEC 62061)、産業用ネットワークのサイバーセキュリティ(IEC 62443)

3. IECとISOの違い|ISO/IEC規格とは何か

ISO(国際標準化機構)との違い

ISO(International Organization for Standardization)は電気・電子以外の広範な産業分野(品質管理・環境管理・食品安全・社会責任など)の国際規格を策定する機関です。IECは電気・電子・通信・電磁技術分野に特化しており、この点でISOと明確に役割分担されています。

たとえば、品質マネジメントシステムはISO 9001、環境マネジメントはISO 14001というISOの管轄ですが、電気設備の安全規格はIECの管轄になります。

ISO/IEC規格とは

情報技術・情報セキュリティなど、電気技術と一般産業技術が交差する分野では、ISOとIECが合同委員会(JTC1:Joint Technical Committee 1)を設置し、共同で規格を策定しています。これを「ISO/IEC規格」と呼びます。代表的なものに以下があります。

ISO/IEC 27001:情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の要求事項を定める規格。企業のセキュリティ管理体制の国際認証として世界的に普及しています。

ISO/IEC 29500:Office Open XML形式の文書規格(Microsoft Officeが準拠)

ISO/IEC 15408:情報技術セキュリティ評価基準(Common Criteria)

IECとENの関係

欧州では欧州電気標準化委員会(CENELEC)がIEC規格を欧州規格(EN規格)として採用することが多く、「EN IEC 62368-1」のように表記されます。欧州市場にCEマーキングを付けて製品を販売するには、対応するEN規格(多くはIEC規格が基になる)への適合が求められます。

4. IEC規格番号の読み方|番号体系・エディション・略語

規格番号の基本形式

IEC規格の番号は通常「IEC [規格番号]:[発行年]」の形式で表記されます。例えば「IEC 60364:2005」は、規格番号60364、2005年発行版を意味します。

1997年の大規模改訂以前の規格は2〜4桁の番号でしたが、改訂後は旧番号に60000を加える形式(例:旧IEC 364 → IEC 60364)に統一されました。そのため、6万台の番号の規格は旧番号が存在することが多く、最新のIEC規格の多くが60000〜69999の番号帯に集中しています。

エディション(Ed.)の意味

IEC規格は定期的に改訂されます。改訂された規格はエディション(Ed.)という形で版数が示され、「Ed.2.0」は第2版、「Ed.3.0」は第3版を意味します。常に最新エディションが正式な適合対象となるため、規格を参照する際は発行年・エディション番号の確認が必要です。

規格番号の前後につく略語・記号

TS(Technical Specification):技術仕様書。国際規格として合意が形成される前の暫定的な技術文書。

PAS(Publicly Available Specification):公的仕様書。正式な国際規格ではないが公開されている仕様。

TR(Technical Report):技術報告書。規格ではなく情報提供を目的とした文書。

部番号(-XX):複数部構成の規格はハイフンと部番号で示されます(例:IEC 60601-1 / IEC 60601-2)。

他の規格制定団体の略称との組み合わせ

IEC規格の番号の前には、発行機関・採用機関の略称が付くことがあります。

EN IEC:欧州(CENELEC)がIEC規格を欧州規格として採用したもの

JIS C:日本がIEC規格を日本工業規格(JIS)として採用したもの(Cはelectrotechnicsの分類)

ANSI/UL:米国でANSIまたはULがIEC規格準拠で策定した規格

5. IEC規格の調べ方・購入方法

IEC Webstore(公式)

IEC規格の調査・購入には、IEC公式のウェブストア(webstore.iec.ch)が最も包括的なリソースです。規格番号・キーワード・製品カテゴリで検索でき、英語・フランス語を中心に各規格の全文PDF(有料)を購入できます。無料プレビューで目次・概要を確認してから購入できるため、必要な規格かどうかを事前確認できます。IEC Webstoreはスタンダード版(シングルユーザーPDF)とマルチユーザー版などライセンス形態が複数あります。

日本規格協会(JSA)

日本語訳が必要な場合は、一般財団法人日本規格協会(JSA)のウェブサイト(webdesk.jsa.or.jp)で日本語版・英語版ともに購入できます。JIS規格として採用されているIEC規格については、JIS規格票(日本語)を入手することができます。また、JSAはIEC規格の調査・閲覧サービスも提供しており、購入前の確認に便利です。

国立国会図書館

国立国会図書館の関西館(京都府精華町)では、IEC規格の原版を所蔵・閲覧することができます。購入前に内容を確認したい場合や、過去版の規格を参照したい場合に活用できます。来館利用のほか、複写サービス(有料)も利用可能です。

試験機関・認証機関のサポート

TÜV(テュフ)・SGS・UL・BV(ビューロベリタス)・DEKRA・日本の電気安全環境研究所(JET)など、認証・試験機関に相談すると、自社製品に必要なIEC規格の特定と解釈支援を受けることができます。規格の読み方・適用範囲の判断は専門知識が必要なため、初めての対応は専門家のサポートを活用することを推奨します。

6. IEC認証制度の種類と取得メリット

IEC認証制度の概要

IECは規格策定だけでなく、規格への適合を認証する国際認証スキームも運営しています。代表的な認証制度は以下の3つです。

IECEE(電気製品・部品の安全認証)

IECEEは家電・電気製品・電子部品などの安全試験結果を各国で相互認証するスキームです。「CB Scheme(CB制度)」とも呼ばれ、一つの加盟国機関(CBTL)で取得した試験証明書(CBテストレポート)を他の加盟国でも活用できるため、各国で個別に試験を行うコストと時間を大幅に削減できます。日本ではJETが参加機関として機能しています。

IECEx(防爆機器認証)

IECExは石油・ガス・化学工場など爆発危険箇所で使用される電気機器(防爆機器)の国際認証スキームです。防爆機器の設計・製造・修理・点検に関わる企業・技術者の認証も提供しています。石油・ガス関連の海外プロジェクトに参入する企業にとって重要な認証です。

IECQ(電子部品品質認証)

IECQは電子部品・材料の品質保証と信頼性に関する国際認証スキームです。IECQ QC080000(有害物質管理)はRoHS指令対応の部品サプライチェーン向けに重要な認証として普及しています。

IEC認証取得のメリット

IEC認証を取得することで、①海外市場への製品輸出が円滑になる、②グローバルな調達・入札での競争力が向上する、③重複試験・認証コストの削減が実現する、④顧客・パートナーからの信頼性が向上するといったメリットがあります。特にCB Schemeは中小企業でも活用しやすい仕組みとして有効です。

7. 2026年注目のIEC規格トレンド

産業用サイバーセキュリティ|IEC 62443

製造工場・インフラ・スマートビルなどの産業用制御システム(ICS)・OT(操作技術)ネットワークのサイバーセキュリティに関する国際規格です。2023〜2026年にかけて、製造業・エネルギー・水道・交通インフラなどでIEC 62443への適合を求める動きが欧州を中心に急拡大しており、日本の製造業・制御機器メーカーにとっても対応が急務となっています。

再生可能エネルギー・蓄電池関連

太陽光パネルの設計適格性(IEC 61215)・安全基準(IEC 61730)、風力発電の設計要件(IEC 61400シリーズ)、スマートグリッド・電力系統通信(IEC 61850)など、再生可能エネルギー分野のIEC規格の重要性が2026年以降さらに高まっています。特に欧州・中東・東南アジアの太陽光・風力プロジェクトへの参入には、これらの規格への対応が前提条件となっています。

EV充電・バッテリーシステム

電気自動車の急速充電器(IEC 61851シリーズ)・車載充電器・バッテリーパックの安全規格(IEC 62133)は、EVインフラ拡大を背景に対応需要が急増しています。欧州・中国・北米でEV充電インフラへの認証要件が強化されており、日本のパワーエレクトロニクス・充電器メーカーにとって重要な対応分野です。

情報セキュリティ(ISO/IEC 27001改訂版)

2022年にISO/IEC 27001の最新版が発行されました。クラウドセキュリティ・サプライチェーンリスク・脅威インテリジェンスなど現代のサイバー脅威に対応する内容に大幅改訂されており、認証取得企業は移行対応が求められています。

8. 海外進出とIEC規格対応の実務ポイント

進出先国の規格要件を早期に確認する

製品の輸出先国によって要求される認証・規格が異なります。欧州はCEマーキング(IEC規格ベースのEN規格に準拠)、米国はUL認証またはFCC規制、中国はCCC認証、インドはBIS認証など、各国の製品規制を早期に調査することが市場参入の前提条件です。IEC規格はこれらの各国規制の基盤となっているケースが多いため、対応するIEC規格を把握することが規制対応の出発点となります。

規格対応を製品開発の初期段階に組み込む

製品の設計・開発段階からIEC規格の要件を組み込むことが、後工程での設計変更コストを最小化するベストプラクティスです。「デザイン・フォー・コンプライアンス」の考え方として、規格要件を仕様書・設計書に早期に反映させることが世界標準のアプローチとなっています。

認証機関・コンサルタントとの連携

IEC規格の解釈・適用範囲の判断・試験計画の策定は、専門知識が必要な作業です。TÜV・SGS・UL・JETなどの認証機関や規格コンサルタントと早期に連携し、認証取得のロードマップを策定することで、海外市場参入までのリードタイムを短縮できます。

CB Scheme(IECEEのCB制度)の活用

CB制度を活用することで、一つの試験レポートを複数国の認証取得に転用でき、重複試験費用と時間を大幅に節約できます。特に複数の海外市場を同時に狙う場合は、CB Schemeの活用が費用対効果に優れた選択肢です。

9. よくある質問(FAQ)

Q. IECとは何ですか?

IEC(International Electrotechnical Commission/国際電気標準会議)は、電気・電子・通信・電磁技術分野の国際規格を策定する機関です。1906年設立、本部はジュネーブ(スイス)。世界170カ国以上が加盟しています。

Q. IEC規格とは何ですか?

IECが制定する電気・電子・通信分野の国際標準仕様です。製品の設計・製造・試験・安全性に関する要件を定め、各国の製品規制の基準として機能します。家電・産業機器・医療機器・再生可能エネルギーなど幅広い分野に適用されます。

Q. IECとISOの違いは何ですか?

ISOは電気・電子以外の幅広い産業分野(品質・環境・食品等)の規格機関。IECは電気・電子・通信分野に特化しています。共同策定規格は「ISO/IEC規格」(例:ISO/IEC 27001)として発行されます。

Q. IEC規格の番号はどう読めばよいですか?

「IEC [番号]:[発行年]」形式。1997年以降は旧番号に60000を加える形式に統一。TS・PAS・TRなどの略語が文書種別を示し、Ed.番号が改訂版数を示します。

Q. IEC規格はどこで調べることができますか?

IEC公式ウェブストア(webstore.iec.ch)・日本規格協会(JSA)・国立国会図書館関西館で調査・購入できます。多くのIEC規格は有料文書です。

Q. IEC認証とは何ですか?取得するとどんなメリットがありますか?

製品・システムがIEC規格に適合していることを第三者機関が認証する制度です(IECEE・IECEx・IECQ等)。海外輸出の円滑化・重複試験コスト削減・信頼性向上といったメリットがあります。

Q. 海外進出する企業にとってIEC規格への対応はなぜ重要ですか?

欧州・北米・アジアなどの市場で電気・電子製品を販売するには、IEC規格ベースの各国認証(CEマーキング・UL・CCC等)が事実上の参入条件です。非対応製品は輸入禁止・回収リスクがあります。

Q. IEC規格対応を支援してくれる専門家はどこに相談すればよいですか?

Digima〜出島〜では、国際規格対応・CE認証・UL認証取得をサポートできる専門コンサルタントや認証支援企業を無料でご紹介しています。お気軽にご相談ください。

10. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima〜出島〜」では、IEC規格対応・CE認証・UL認証・各国製品規制への適合をサポートできる専門コンサルタントや認証支援企業を無料でご紹介しています。欧州市場のCEマーキング取得、北米市場のUL・FCC対応、中国市場のCCC認証、中東市場のGCC規格対応など、進出先市場ごとの規格対応に精通した専門家が多数登録されています。

「電気製品を欧州に輸出するためにCEマーキングを取得したい」「IEC規格への適合確認をサポートしてほしい」「CB制度を活用して複数国の認証を効率的に取得したい」「IEC 62443のサイバーセキュリティ対応が必要だ」など、具体的なご相談から構想段階のヒアリングまで、お気軽にお問い合わせください。海外進出の専門コンシェルジュが、御社の製品・進出先・目的に合わせた最適なサポート企業を完全無料でご紹介いたします。

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