海外進出事例集

岐阜精器工業

製造業

日本に生産拠点を持たない「金属 絞り加工」のパイオニア

岐阜精器工業株式会社

今回は、モノづくりの町・東京都大田区に本社を置きつつ、その生産拠点をすべて自社の中国工場に移転させた『岐阜精器工業株式会社』の海外進出成功事例をご紹介します。

2002年より生産拠点を中国・広東省に移転し、大きな成長を遂げた同社。さらに2018年5月より、低コスト・高品質の加工品を海外サプライヤーと共に製作する【金属加工品・樹脂加工品の海外調達専用サイト「TECH-JOURNEY」】をローンチ。

中国、日本・韓国をはじめとしたアジア地域での営業展開を幅広く進めています。

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今回は、モノづくりの町・東京都大田区に本社を置きつつ、その生産拠点をすべて自社の中国工場に移転させた『岐阜精器工業株式会社』の海外進出成功事例をご紹介します。

2002年より生産拠点を中国・広東省に移転し、大きな成長を遂げた同社。さらに2018年5月より、低コスト・高品質の加工品を海外サプライヤーと共に製作する【金属加工品・樹脂加工品の海外調達専用サイト「TECH-JOURNEY」】をローンチ。

中国、日本・韓国をはじめとしたアジア地域での営業展開を幅広く進めています。

製品の加工はすべて中国の自社工場にて行う

私たち「岐阜精器工業株式会社」は、モノづくりの町として知られる、東京都大田区に本社を置いています。

金属プレス加工の試作から量産までを請け負っており、加工に使用する金型は自社で設計開発をしております。

その中でも、一枚の板を繋ぎ目のないカップ形状にする、『絞り加工』と呼ばれる加工方法を得意としています。主に小型モータや電磁クラッチなどの弱電関連部品を製作しています。

しかし、本社のある日本には生産設備を持っておりません。先述した製品の加工はすべて、進出先である中国の広東省は清遠市にある自社工場にて行っています。

日本でつちかった技術力を世界で試したい

2002年より生産拠点を中国・広東省に移転。現在は、精密プレス、絞り加工部品、プレス金型(順送加工、トランスファー加工金型)の製作の販売を一貫して行っており、中国で製作した製品を、中国・日本・タイ・フィリピンなど様々な国へ輸出しています。

中国へ生産拠点を移転したきっかけとしましては、多くの客先が中国へ進出したことになります。私どもの得意先であった大手家電メーカー様が中国に進出し、さらに部品の組み立てまでを行うようになるにつれて、弊社のような中小企業も、中国に生産拠点を持つ必要に迫られました。それと同時に、この日本でつちかった技術力を世界で試したいとも思い、思い切って中国への進出を決めました。

2002年より中国・広東省に自社工場を移転

進出に先がけて、2001年より現地視察をスタートさせました。月一回のペースで定期的に工業団地の視察を行い、既に進出をしている日系企業の方々を訪ねるなどして、現地にてお話をうかがいました。

とにかく色々な情報を収集しましたが、ある工場誘致の説明会で、すでに10年以上に渡って中国・広東省にて事業を展開されている日系企業の方に出会いました。その方に背中を押される形で、2002年に香港に現地事務所を、さらに知人の協力を得て、中国・広東省に自社工場を設立することができました。

言葉・文化の違いがある中でのモノづくり技術の継承

あえて苦労したことを申し上げますと、言葉・文化の違いがある場所で、自分たちのモノづくり技術を継承していくことに非常に苦心いたしました。

当時の中国工場の水準といえば、日本における昭和20年代くらいのレベルでした。プレス絞り加工は繊細な技術が必要とされますが、現地の従業員達に、絞りの基本をイチから教える必要があったのです。

また、代表の波多野は、進出当初はまったく中国語が話せませんでしたが、独学で言語を習得。それと同時に、中国人従業員には日本語教材を渡し、彼らに「5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)活動」を覚えてもらうことからのスタートでした。

金属・樹脂加工品の海外調達専門サイト『TECH-JOURNEY』をローンチ

現在は、日本のお客様向けに金属・樹脂加工品の海外調達支援も行っております。その一環として、2018年5月より、金属・樹脂加工品の海外調達専門サイト『TECH-JOURNEY』をローンチいたしました。

「海外調達のリスクを考えるととても不安…」「アジア製品の品質・精度は本当に問題ない?」…など、海外調達をする際に多くの方はネガティブ要素を先に考えてしまいがちです。

ただそれ以上に、多くの日本の製造業にとって、部品を海外調達するメリットは沢山あるのです。

弊社では、中国、ベトナムをはじめとしたアジアの地域にて金属加工品の生産をしております。品質管理に関しては、現地にある弊社の自社工場にて対応し、出荷前に検査、検品を行うことで、低コスト加工品を安心かつ安全に海外調達することを可能にしました。

これまでの海外進出の実績とノウハウを活かして、モノづくりに携わる設計者、開発者、購買担当者の方々のお役に立てればと思い、新規事業として本事業をスタートしました。

中国に進出して15年経ちますが、弊社の協力工場は100社以上となります。その中でもコスト・精度・納期に優れているサプライヤーと共に、様々な加工方法で加工品の生産のお手伝いをしております。

世界に誇れる「絞りの技術」を

海外進出とは、現地に会社を設立し、工場を立ち上げる…ということがゴールではありません。いかに商売を継続できるかが重要となります。

そのために、現地の文化・風習を良く理解し、従業員とコミュニケーションをとる事が大切です。事実、中国の若者達の向上心は素晴らしく、従業員の誰もが高い志を持って働いてくださっています。

これからも私たちが誇る「絞りの技術」を世界へ広めていきたいと思っています。

企業名岐阜精器工業株式会社
業種・業態製造業
進出国
事業内容

金属加工製品の製造販売

法人設立年1970年(日本) 2002年(中国・香港)
海外進出時期2002年4月
日本法人所在地東京都大田区中央8-45-6
海外所在地

中国・岐阜精器(佛岡)五金制品有限公司:広東省清遠市佛岡県石角鎮城南工業区
香港・岐阜精器有限公司:香港九龍青山道 608号策吉工業大厦 B座8楼 804室

代表者波多野 都喜男
資本金300万円
電話番号03-3754-8888
URLhttp://gifu-seiki.flips.jp/
依頼したサポート内容

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