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- 「健康作りは食品から」をテーマにマレーシアへの農林水産物の輸出で、ASEANの幸せな生活に寄与【Happy&Life 88 合同会社】
海外進出を決めた理由や背景を教えて下さい。
海外で和食が注目され、日本食レストランが増え続けているというマーケットの将来性を見据えて、海外展開を決めました。なかでもASEAN諸国の人口成長率には眼を見張るものがありました。
それでは、そうしたエリアに展開していくためにはどのような戦略を採ればいいか…、それを考えたときに注目したのが、「全人口に占める若年の割合が多く、食品摂取や運動不足による糖尿病や生活習慣病が目立つこと」でした。
そして、マレーシアやシンガポールといった、ASEANでも発展が進んでいる国からのインバウンド観光が多く、日本食品に人気があることに着目し、それらのエリアに対し、食生活の改善の一端を担うための食品を展開しようと決めたのです。
長野県の健康寿命世界2位の基となる食品を選りすぐり、「健康作りは食品から」をテーマに農林水産物の輸出で幸せな生活に寄与したいと考え、海外展開を進めていきました。
海外展開に向けて、どのようなことを実施していったのでしょうか?
商品を海外展開するために、まずしなければいけないことは「知ってもらうこと」でした。そこで、「SNSで商品の広告(Facebook、Instagram、Webページの英訳)」や「JETRO TTPPサイトやGFPサイトでの商品案内」、「輸出Expo展示会、輸入食品展示会の参加」などを実施しました。
また、自社でできることだけでなく「海外進出サポートコンサル会社の海外マーケティング協力」も依頼し、「日本食品の取引先開拓」などを実施していきました。
サポート企業を選定する際のポイントはどのようなものでしょうか?
海外進出を長期的スパンで考えメリットやデメリットを痛み分けできる企業であることは重要だと思います。そうした会社であれば、進出会社の構想やビジョンを理解し、進出会社が納得できるプランを遂行できると考えています。
もちろん、海外進出先で支持を受けるであろう商品かどうかを考え、率直にフィードバックしながら、海外進出先のことも考えて販路開拓できる企業が良いと思います。
今後の展開についても教えてください。
継続して信州サーモンをはじめ信州ブランド産品および日本の栄養価値高い食品を海外バイヤーやディストリビュータに提案していきます。
また、後進のためにも、海外の市場を調査して「日本食品の需要喚起の方法」を探求したいと考えています。現在は日本食品の価格が高く、中所得者以上の利用に限られる市場となってしまっています。そこを超える方法を見つけていき、他の進出企業のサポートにつなげたいと考えています。
また、海外の優れた商品を日本へ輸入して文化の交流の一端を担いたいとも考えています。実は、「Digima〜出島〜」を活用した背景もこの点にあります。
2019年秋にプラナカン食器を輸入したいと考え、色々と調べていた際に検索エンジンを通して、「Digima〜出島〜」を知りました。そこで、海外ビジネスをサポートする企業とのマッチングサービスを活用させていただきました。
海外ビジネスマッチングサービスを活用した感想はいかがでしょうか?
その時までは、興味わくわく、こうなれたら素晴らしい、などとマインドばかり先行していた。数社の進出パートナーの代表と語り合い、海外ビジネスの厳しい側面についても知ることができ、より海外ビジネスについて考えが深まったと思います。
企業名 | Happy&Life 88 合同会社 |
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業種・業態 | 卸売・小売業 |
進出国 | |
依頼したサポート内容 |