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国内最大級の人材紹介会社プラットフォーム
私たち『grooves(グルーヴス)』は、都市部を中心に、独立した人材紹介会社やヘッドハンティング会社をネットワーク化した国内最大級の人材紹介会社プラットフォームを提供しています。
おもなユーザー層は、経験豊かな人材紹介会社やヘッドハンターとなっており、1名からの採用や、条件の複雑な中途採用などの個別の細かな人材ニーズに対応が可能です。
公募とは異なり、プロの転職エージェントがご相談に乗ることで、UIターンを伴う転職事例も豊富で、地方銀行系15社との連携により、地方企業の人材確保を各地で展開しています。
ASEAN諸国の中でも様々なアドバンテージを持つ「マレーシア」を足がかりに
2008年の総人口ピークからわずか10数年で、日本国内では人材確保が非常に困難になっています。今後生産年齢人口が加速度的に減っていく中で、外国人の高度人材の供給は日本にとって必要不可欠になっていくと確信しています。
その一方で、ASEAN諸国では労働力人口が増加を続けており、経済成長を続けています。また、東南アジア全体での日本語学習も盛んになっており、中等・高等教育を通じ約100万人の日本語学習者がいると言われています。さらに、高度IT技術者も多く存在し、アジア全体のタレントプールとして高いポテンシャルを持っています。
そんなASEAN諸国の中でも、私たちグルーヴスは、まだまだこれから発展の余地が多く、チーム拡大時にアドバンテージがあり、様々な優遇が受けられるマレーシアから進出することを決定いたしました。
今後はマレーシア拠点を足がかりに、人材の成長市場であるASEAN地域における「アジア高度人材紹介プラットフォーム」の構築を目指しており、ASEAN地域で高い教育を受けた高度人材と国内企業のマッチング事業を進めてまいります。
海外事業の人材採用と国内事業の経営体制の強化に注力
今回の海外進出はマレーシア法人代表である私・池見がコミットしており、家族とともに現地への移住も行いました。また、事業構想に1年以上を費やしており、ASEAN諸国の情報収集も徹底的に実施しております。さらに、今後日本とマレーシアの両国で事業連携をするための運営体制づくりの準備も入念に取り組んでまいりました。
その上で実行したことは海外事業の人材採用と国内事業の経営体制の強化です。
特に前者においては、スピード感を持って事業展開を行うために、実際に海外事業に携わった人材のノウハウやナレッジは必要不可欠です。そのための人材確保にはかなりの時間とお金をかけております。
国内事業と海外事業の連携の重要性
ASEANでの苦労はこれからですので、具体的なノウハウをお伝えできないのが心苦しいのですが、グルーヴスの海外事業は現地法人代表でもある私自身がゼロから立ち上げをしております。強いて挙げるとすればそれにともなう組織と文化作りでしょうか。
不退転の決意で移住し、海外事業に取り組んでおりますが、当然ながら国内と海外の連携はより強化していく必要があります。つまり、社内的には日常的に「リモートワーク」をする部署があるという認識になるわけです。
そのためのコミュニケーションロスをなくす会議体系の設計、最先端のインターネットツールの導入、ワークスタイルの様々な制度設計、行動指針の最構築ならびにその文化醸成と、それらに連動した評価制度……などなど、すべての項目において、多大な時間的コストを費やしながら、全社一丸となってトライアンドエラーを繰り返してきました。
現在も改善は常に続けていますが、海外事業の開始にともない、思わぬ「働き方改革」の好影響が出ていると思っております。
海外赴任でより求められる「インターネットリテラシー」の素養
当たり前ですが海外においては、文化、商習慣、言語、法律など全てが違います。
こうしたギャップを乗り越えていくにあたって、費用対効果の面で考えると非常にリスキーではあります。私たちは人材の領域でインターネットビジネスを行っていますが、海外展開にあたっては、海外事業経験者とインターネットに精通する人材の起用をオススメします。
過去、海外進出を志す様々な日系企業の中途採用を手伝ってまいりましたが、事業を拡大するのも撤退判断を下すのも、やはり経験者の有無は非常に大きいと思っています。現に私たちも、中途採用者のアドバイスに従ってリスクヘッジしていますし、彼らからは実体験に基づく誠実な意見を頂いています。
そういった意味では、海外展開の最初の投資は「人材」であるといっても過言ではないと思っています。それに加えて、先述のように「インターネットリテラシー」の重要性も改めて痛感しております。海外において、快適で生産的かつ費用対効果の高い生活と仕事を実現するためには、もはや英語以上にインターネットリテラシーが必要不可欠だと実感している次第です。
具体的に個人的なライフスタイルの面から申し上げますと、東南アジア最大のライドシェアサービスとなった「Grab」を日々通勤に使っております。また、東南アジア版Amazon・楽天とされる「Lazada」でのオンライン購入や、「FoodPanda」や「UberEats」での食事デリバリーサービスも利用しています。
携帯契約もプリペイドを「Digi」のアプリで定期的にチャージし、日常での連絡には日本でいうLINEである「WhatsApp」を使い、子供の学校での日々の動きなどは、先生と親と子供でつくるSNSである「Seesaw」、学校の行事確認や日々のすべの申請などは、学校から発行される親のアカウントで「Google Apps」のポータル内で行っております。
当然英語力も必要ですが、それ以上にこういった最新のインターネットやガジェットを使いこなし、生産性の高いアウトプットを出すことで、日々の生活もよりよいものになると思っております。
海外赴任においては、上記のような「インターネットリテラシー」の素養があることで、企業側が求めていることと個人の成長や経験が連携した、理想的なエンゲージが実現できると考えています。
世界中の高度人材をターゲットにした最大のインフラ構築を目指す

海外事業における現時点でのモデルは明確に日本国内企業と世界の高度人材とのマッチングプラットフォーム事業です。ただ、グルーヴスは「HR×Technology」を掲げ、ヒトと会社に"きっかけ"を提供することをミッションとしています。そのような「一生かけて目指すべきこと」をビジョンとし、「働くヒトの未来を創る"ワークシフトインフラ"の構築」を行ってまいります。
今後の日本におけるもっとも重要な課題とされている人口減少と反比例するかのように、2030年には寿命が1年に1年以上伸びる時代が到来すると言われています。それこそ私の2歳になる次女の場合、将来的には最低寿命の109歳を迎える2126年まで生きる計算になります。
そのような我々人類が経験したことのない未来を、指数関数的に飛躍を続けるテクノロジーの進化と共に迎えるにあたって、現在の事業を通じて社会貢献することが我々の存在意義であると考えています。
その手段がどんなカタチになるのか、事業の構想は複数ありますが、将来的にはASEAN人材のみならず、世界中の高度人材にとって、より良い未来のきっかけとなる最大のインフラを構築することを目標としています。
企業名 | 株式会社grooves(グルーヴス)/ (マレーシア法人 :Grooves Asia Sdn.Bhd.) |
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業種・業態 | 人材サービス |
進出国 | |
事業内容 | 日本国内企業向けのグローバル人材採用支援プラットフォームの運営 |
法人設立年 | 2004年3月1日 (マレーシア法人 : Grooves Asia Sdn.Bhd. 2018年1月) |
海外進出時期 | 2018年1月 |
日本法人所在地 | 〒107-0062 東京都港区南青山5-4-27 Barbizon104 7F |
海外所在地 | ■Grooves Asia Sdn.Bhd. (マレーシア法人) |
代表者 | Co-Founder&CEO 池見幸浩 |
資本金 | 5億2,600万円 |
電話番号 | 東京本社 03-5774-9547 / Grooves Asia Sdn.Bhd.(マレーシア法人) +603-2775-8041 |
URL | https://www.grooves.com | https://en.grooves.com |
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