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- リラクゼーションスペース「Raffine TOKYO(ラフィネトウキョウ)」が初のオーストラリア出店
事業概要
弊社は、リラクゼーションスペース「ラフィネ」を始めとする、リラクゼーションブランドを全国で700店舗展開しています。今回オーストラリア出店を果たした「ラフィネ」の他には、バリ式ヒーリングサロンや高級志向の店舗など、計15ブランドを展開しています。
「会社を取り巻く総ての方々との共存共栄を大切にし、新しい価値を創造する」という経営理念を掲げ、人々が心身ともに健康で元気に暮らすことができる社会づくりのための事業に取り組んでいます。
おもに、全国の温浴施設でのリラクゼーション業務のサポート、全国の商業施設や駅構内などでのリラクゼーションスペースの運営、ランナー向け施設の運営、POSシステムの開発、販売、導入と運用のサポート、マッサージチェアなど健康機器の販売やレンタルなど、人々の健康をサポートする事業を幅広く展開しております。
海外ビジネスの概要
海外出店したオーストラリアへ日本からは、ワーキングホリデーの制度や学生ビザを活用して働きます。
具体的なメニューとしては…アロマスウェディッシュ、リフレクソロジー、ボディケア、ハンドリフレクソロジー、ヘッドショルダー、フットバス、リメディアルマッサージセラピーといった、リラクゼーションサービスを提供しております。
2017年2月にジェトロが企画した「 JETROオーストラリアサービス産業海外進出支援ミッション」への参加をきっかけに、多くの日系企業の方にサポートいただいたことので、この度のオープンを迎えることができました。
進出理由と背景
オーストラリアは気候や物価レベルが日本と比較的似ていることや、日常的なストレスにお悩みの方々が多いという調査データなどもあり、ラフィネグループが長年培ってきたリラクゼーションサービスが受け入れられやすいのではと考え、この度の出店に至りました。
「~ちょっと贅沢な癒やしの時間を~」をコンセプトに、日本の伝統とモダンな雰囲気を融合した空間で、日本人セラピストによるキメ細やかな施術・サービスを提供して参ります。
以前より、一定レベルのキャリアを積んだセラピストから、「この技術を活かして海外で活躍してみたい」という要望をもらうこともあり、今回のオーストラリア出店は、セラピストの働く環境の選択肢を増やすことも、進出における目的のひとつとなっています。
進出までにやったこと
ジェトロよりサポートを受けた「市場調査」では、人口データや衣食住など生活水準について調査しました。また、実際に出店する地域に現地視察に赴き、出店候補として検討したい商業施設を視察しています。
さらに、商業施設のリーシング担当へのアプローチ、現地で既に展開している日系企業(テナント)のご担当様へのヒアリング、現地で出店している同業他社についても視察を敢行しました。
苦労したこと
日本での常識を一度切り離して、現地の方の考え方や業務の進め方をよく調査することをおすすめします。海外展開ではよく耳にすることですが、事前にそういった調査を行っていないと、実際に進出された際に非常にご苦労されると思います。
さらに、既に進出されている、現地駐在の日系企業のご担当者様へのヒアリングも必須かと思います。
また、今回の進出にあたってもっとも苦労したのは内装工事(設計デザイン含め)に関してです。弊社は設計・店舗デザインは社内(日本)で行い、その図面をもとに現地デザイン事務所を通して、施設とのやりとりを行いました。
具体的には、言語の問題、デザインの承認の進め方(施設承認)、規制の厳しさのポイントなどが日本での感覚(常識)とはかけ離れている点などが多いことで苦戦しました。内装工事完了引き渡し日の確定が、完了予定日1週間を切っても決まらず、オープン日の確定が、予定の1週間前になっても告知できていない状況でもありました。
今後の展開
今回の出店を皮切りに、今後オーストラリアでの多店舗展開をしていくことも視野に入れています。
「Raffine TOKYO」がオーストラリアの皆様の生活に密着し、リラクゼーションといえば「ラフィネ」と言われるように頑張っていきたいです。
海外展開成功のためのアドバイス
現地へ行き、自分たちがどんな方と一緒に仕事をするのか、どんな方を対象に商売をするのかを、現地で生活している方に直接会って、ヒアリングすることをおすすめします。
当然マーケティングデータも必要ですので、生活水準や1日の生活リズムなども、前もってデータ収集をされるとよいと思います。
海外展開では予想外(日本の常識からはずれたこと)なことが多々起こりますが、目標の達成に向けて、気持ちを強く持って、諦めずにチャレンジを続けていけば、必ず結果がついてくるはずです。
企業名 | 株式会社ボディワークホールディングス |
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業種・業態 | リラクゼーション業 |
進出国 | |
事業内容 | リラクゼーションスペースの運営 |
法人設立年 | 1982年(ボディワークホールディングス 1987年) |
海外進出時期 | 2017年 |
日本法人所在地 | 東京都港区赤坂1‐1‐14 野村不動産溜池ビル1階 |
海外所在地 | c/o BD Welsh & Co Suite 701 Level 7 815 Pacific Highway, Chatswood NSW 2067 Australia |
代表者 | 清水秀文 |
資本金 | 50,000,000円 |
電話番号 | 03-5114-0680 |
URL | http://www.bodywork-holdings.co.jp/ |
依頼したサポート内容 |