弊社は素材を提供され、それを加工して費用をいただく「賃加工業」として成長してきました。拡大・再生産の時代はそれでよかったのですが、縮小の時代になった際には、東南アジアや中国への海外生産移転、同業者との価格競争などが生じ、賃加工以外の事業の軸が必要になりました。そこで、自社の強み・特徴を棚卸しし、技術力を生かした商品の製造・販売に取り組みました。そして、その販路開拓先として、成長市場である「海外」に目を向けました。

様々な補助金や支援策を活用しつつ、海外展示会への出展を通し、クライアントやパートナーを開拓していきました。

マーケットポテンシャルの大きいアメリカでの販路拡大・ブランディングを企図し、「OUTDOOR＋SNOW SHOW」「Functional Fabric Fair」といった展示会への出展を目指しました。しかし、上記に関してはコロナ禍において開催が中止。その一方で、「マスク」など時流にあった商品の試作とオンライン展示会への出展・サンプル送付などを実施しました。結果として70件程度の引き合いを獲得することができました。また、世界的なブランディング施策として「ギネス記録」の取得に取り組み、100Lの水を100人で100メートルリレーするタイムにて「ギネス世界記録」に認定されました。

今後も認知を高め、展示会などでの販路拡大を目指していきます。また、オンラインの活用にも取り組んでいき、一定規模の売上を獲得していきたい。