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- アメリカの海外進出事例集
- ネット広告事業で全世界展開を行うCyber-Zの海外進出事例
事業概要
当社はスマートフォンに特化した広告マーケティング会社として2009年に設立され、日本以外に、サンフランシスコ・韓国・台湾に拠点を構えています。当社が提供するスマートフォン広告ソリューションツール「Force Operation X」(以下F.O.X)は、2011年2月に国内で初めてスマートフォンアプリ向け広告効果計測を実現し、現在では4,000をこえるアプリに導入されております。
また、F.O.Xを導入頂くことで全世界におけるスマートフォン広告の計測が可能になります。F.O.XはFacebook社の「Facebook Marketing Partners」や、Twitter社公式プログラム「Twitter Official Partners for MACT」に認定されております。
海外ビジネスの概要
現在、海外では広告代理事業を展開しております。拠点を構えるサンフランシスコ・韓国・台湾以外に、米国全域・アジア圏全般、最近ではヨーロッパ圏・東南アジアにおけるスマホプロモーションも行っています。ご依頼の多くは国を越えたスマホプロモーションで、インバウンド・アウトバウンドの広告代理事業を行っております。
当社が提供するサービスは具体的に3点あり、広告出稿のプランニング・運用、広告効果を計測するためのツール(F.O.X)の開発・提供をしております。各広告主さまからご評価いただく点としては「日本式の細かいマーケティング能力」、「ホスピタリティ溢れる対応」です。
日本の広告主さまからは、国内同様のクオリティで世界各国のスマホプロモーションを行える点、海外の広告主さまからは日本企業らしくすみずみまで細かく対応できる点をご評価いただいております。
進出理由と背景
スマートフォンアプリは国を越えたビジネス展開がしやすい領域かと思います。日本でもスマートフォンが普及し、国内の市場がある程度見えてくると海外に目を向ける広告主様が多く、そのタイミングで当社も同時に進出しました。例えばサンフランシスコ進出は2012年に開始され、当時グループ会社の株式会社Cygamesが『神撃のバハムート』の北米版『Rage of Bahamut』をヒットさせたことから、日本のスマホゲーム会社さまがアメリカ進出を視野に入れ始め、それを機にサンフランシスコ拠点を立ち上げました。
台湾や韓国も同様に、日本国内の大手アプリディベロッパーから進出する際のサポート依頼を頂いたということがあります。台湾については、現地のインターネット広告代理店から当社の計測ツールを使いたいという話があり、ちょうど業務提携の話しがまとまったことで決定しました。
アジア拠点については、アメリカの成功事例が後押ししたこともあります。進出先には、スマートフォンの普及率やWEBサービスの使用率が急速に向上している国を選びました。また、日本は世界第2~3位のスマートフォンのマーケットとなっており、日本へ進出したいというニーズが生まれています。
進出までにやったこと
海外拠点はいずれも初めてでしたので、人的ネットワークも乏しく頼れる人もいない状況でしたので、まずは色んな方にお会いしたり、現地の会社さまとの対話を重視して時間をとっていました。今でも各国のイベントには積極的に参加し現地の企業さまと直接対話することを心がけています。
また、1つ重要だったことは当社の代表にも各国の視察に必ず足を運んでもらったことです。肌感として各国の文化や国民性を理解してもらうことで、その後の意思決定や話しをする目線が大きくずれないと感じております。
苦労したこと
進出後に苦労したことは国ごとにプロモーションに対する考え方や手法がとても違った点です。最初は日本で成功したやり方を持ち込もうと思っても、理解されるまでに時間がかかりました。しかし、失敗を繰り返してわかったのは、「日本式の細かいマーケティング能力」、「ホスピタリティ溢れる対応」はどこの国でも最終的に重宝されるということです。またアメリカでは、アドテクノロジー分野がかなり発達しているので、アメリカでのノウハウを韓国・台湾でも共有することができた点は、強みになりましたね。
今後の展開
2015年に台湾・韓国拠点を立ち上げたばかりですので、まずは2拠点を軌道に乗せていきたいと思います。東南アジアはいずれかのタイミングで進出していきたいと考えています。また、各国ごとに適したマーケティングサービスを作りながら、アメリカの企業が台湾に展開する際や、韓国の企業がアメリカに展開するなど日本を介さない所での動き方も増えておりますので海外支社同士の連携などを強化していきたいと考えています。
海外展開成功のためのアドバイス
当社の場合はインターネット業界という特性もあり、かなり変化が早かったです。そのため、最初は少数で小回りがきく形で入って、その後各国の流れを見極めながらポイントを決めていくのがよかったかなと思います。
また初期メンバーですが、日本人と現地スタッフ、どちらも必要な要素をもっています。日本人スタッフが会社の文化を伝え、現地スタッフが現地のことを伝え、二人三脚で行うのがいいと感じています。海外拠点全てを現地スタッフのみに任せてしまうと、日系企業との文化の違いなどで上手くいかない部分もありますので。
前述したとおり現地では大変なことも多いです。海外で仕事をすることに対する憧れだけでなく、自分が何をやりたいかの軸をぶらさずに挑む気持ちを持つことが大切ですね。私は、「新しい市場を作りたい」と会社に伝えていたことから、新卒入社2年目で海外事業部立ち上げを任されました。
海外ビジネスへの拘りは特にありませんでしたが、その分真っ白な状態で挑戦できた事で、逆にモチベーションを維持できたと感じます。年齢や経験関係なく個人のモチベーションの高さや成果でこういった機会を与えてもられる社風でよかったと感じています。
企業名 | 株式会社CyberZ(CyberZ,Inc.) |
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業種・業態 | IT・通信業 |
進出国 | |
事業内容 | スマートフォン広告代理事業、スマートフォンメディア事業 |
法人設立年 | 2009年4月1日 |
海外進出時期 | サンフランシスコ:2012年5月、韓国:2015年4月1日、台湾:2015年5月1日 |
日本法人所在地 | 渋谷区道玄坂一丁目12番1号渋谷マークシティ ウエスト16階 |
海外所在地 | アメリカ,台湾,韓国に拠点あり |
代表者 | 山内 隆裕 |
資本金 | 4000万 |
電話番号 | 03-5459-6276 |
URL | https://cyber-z.co.jp |
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