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- 家庭用調理器具を販売するビタクラフトジャパンの海外展開事例
事業概要
ビタクラフトは、アメリカの建国精神「家族の健康は家庭料理で守っていく」の考えにもとづき、1939年の創業以来、一貫して健康調理を提唱してきました。ビタクラフトの社名は、ビタミンの【ビタ】、手作りの【クラフト】からつけられました。その名の通り、素材の持つ水分を活かして調理するビタクラフトの無水調理では、ビタミン、ミネラルの損失が無いうえ、調理時間が驚くほど短く、スピーディーです。
また、素材そのものが持つ油を活かして調理するため油脂類の過剰摂取が抑えられます。こうした健康調理を基本に、ビタクラフトは創業時より家庭の食生活をより豊かに、健やかに彩ってきました。そして、ビタクラフトジャパンは、代表取締役で2002年からは米国ビタクラフト社のオーナー兼CEOでもある井村 守が、製品の優れた健康性や経済性、機能性に惹かれ、1976年より百貨店を中心に、国内での販売を開始。一生モノの鍋として日本中に広まってきました。
現在では、全国の百貨店250店舗、GMS・専門店等800店舗にて商品を展開。TV、カタログ通販、ネットでも商品を販売しております。
海外ビジネスの概要
日本と同じビジネスモデルを元に、各国にある百貨店や高級スーパーマーケットにて商品を販売しております。
進出理由と背景
ビタクラフトならではの、全面多層構造という素晴らしい性質の調理器具を、色んな国の方々に使って頂きたいと思ったことがきっかけです。
進出までにやったこと・苦労したこと
台湾に初めて進出した際、まだ知名度がなく、百貨店などでイベントを開催しても失敗に終わったことです。その失敗を元に、ただイベントを開催するだけではなく、各店舗に商品を導入し、陳列。それと並行して料理教室を積極的に行うことにより認知度を高め、着実に売上に繋げました。
また、中国では、パートナー探しの際に苦労をしました。3社候補が出たのですが、金銭面や契約面で折り合いが合わず、良いパートナーにめぐり逢えませんでした。結局、色々な方々の助けにより、現在のパートナーを紹介して頂き、機動に乗せることができましたが、それまでの期間は大変でした。
今後の展開
これから10年間で、東南アジアに現在20店舗あるビタクラフトコーナーを、合計100店舗(1店舗約50~100平米)のビタクラフトコーナーまでに増やし、売上を上げることです。
海外展開成功のためのアドバイス
1つはあきらめないこと。そしてもう1つは「日本で成功したことは、東南アジアでは成功しないが、日本で失敗したことが、東南アジアでは成功する」ということを念頭に置きながら仕事をすることが重要だと思います。
企業名 | ビタクラフトジャパン株式会社 |
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業種・業態 | 製造業 |
進出国 | |
事業内容 | 家庭用調理器具などの輸入・販売(国内外の小売店にて「ビタクラフト」ブランドの商品を販売。現在国内では、百貨店250店舗、GMS・専門店等800店舗の約1,000店舗にて商品を展開中) |
法人設立年 | 1976年3月29日 |
海外進出時期 | 1990年 |
日本法人所在地 | 神戸・東京 |
海外所在地 | ビタクラフトコーポレーション(U.S.A) 11100 W. 58th Street Shawnee, Kansas 66203 /マレーシア支店:21,Jalan BP 6/11 Bandar Bukit Puchong 47100 Puchong Selangor MALAYSIA |
代表者 | 井村 守 |
資本金 | 6,000万円 |
電話番号 | 078-332-2791 |
URL | http://www.vitacraft.co.jp/ |
依頼したサポート内容 |