商習慣 2012年08月02日
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人口だけでは計れないマーケットの魅力! マレーシア進出の本当の魅力とは?
世界的なリセッションの中においても、マレーシアでは一人当たりの国民所得が着実に増え続けています。
2010年に6700米ドル(約2万1200リンギ)であった一人当たりのそれは翌2011年には9700米ドル(約3万1000リンギ)に増加しましたが、たった1年でこれだけ増加するというのはすごいことです。
マレーシア政府は2020年末までに一人当たりの国民所得を15000米ドルに倍増させ、高所得国(先進国)入りさせると宣言しています。(ビジョン2020の実現)
別の発表では、政府傘下の経済企画局(EPU)の発表が目を引きました。
こちらは一人あたりの平均年収の調査結果ですが、2000年の13939リンギ(約34万8000円)から10年後の2010年には26175リンギへと実に2倍に拡大したとのことです。
さらに今度は人口推移予測を見てみましょう。
マレーシアは人口サイズは決して大きくないので、マーケットとしては目立たないのですが、実は人口ピラミッドがいまだにきれいな三角形を形作っており、さらに出生率も高いため、今後の人口増加率をみると現在2800万人余りの人口がこの先10年で3500万人くらいにまでなるだろうと予測されています。
以上の分析結果や事実から考察してみますと、マレーシアの未来は非常に明確です。
若年層を中心とした人口増加 × 一人当たりの所得急上昇
のカケ算によって購買力が倍々ゲームのように増えていくということが明らかになっています。
反対にいくら総人口が何億人といても、ひとりひとりの購買力が高くない場合、あるいは年代が老年化していき購買意欲が減退しているような国では、そのマーケットはさほど魅力的ではないように思います。
人口サイズは小さくても、国民一人一人が高い生活水準を持ち、年間につぎ込めるコストが高いマレーシアは、非常に高級なものやステイタスの高いものを投入していくのに魅力的なマーケットであると言えます。
どういう分野や商材にカネが流れていくか考えると、車・住宅・教育・健康・文化娯楽・通信という分析結果も出ており、すでにデフレから脱せず、市場が縮小している日本から、これらの分野を当地向けにモディファイし展開すれば、決して安売りすることなく(反対に高額なプライスをつけたとしても)国民に受け入れられるように思います。現在弊社で誘致のお手伝いをしている分野で行けば、たとえば日本の高等教育進出(アニメ・CG分野)、高級ゴルフ用品の販売、エステや健康分野など、富裕層が手を出してくれそうな領域です。
他にも打てば響く商材・サービスは多々あると思います。是非、今熱いマレーシアに注目ください。
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