海外進出事例集

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製造業

支援パートナーを活用し、販路拡大先の業種を拡大!「株式会社興電舎」

株式会社興電舎

日本企業の海外展開の軌跡を紹介する事例集です。今回取り上げるのは、「株式会社興電舎」。1949年に設立され、それ以来、電気技術を柱に、お客様を総合的にサポートできる企業を目指してお客様の課題解決と新たな価値の創造に邁進。今後も、東九州の中核企業として地域と密着し、『電気を活かす。社会に活きる』をキャッチフレーズに地元宮崎から全国に誇れる企業を目指しています。

2023年1月31日

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日本企業の海外展開の軌跡を紹介する事例集です。今回取り上げるのは、「株式会社興電舎」。1949年に設立され、それ以来、電気技術を柱に、お客様を総合的にサポートできる企業を目指してお客様の課題解決と新たな価値の創造に邁進。今後も、東九州の中核企業として地域と密着し、『電気を活かす。社会に活きる』をキャッチフレーズに地元宮崎から全国に誇れる企業を目指しています。

◆ 海外展開のきっかけ/背景

海外に大きな市場があり、それを獲得していくために海外展開を検討しました。弊社の製品は変圧器に起こる不都合を解消するための製品です。普段、みなさん電気を使っていますが、それは発電所で作られた電気が送られてきて、変圧器によって使用可能な電圧に変換されています。その変圧器で起きる物理的な問題、それが商品名にも含まれている「変圧器励磁突入電流」なのですが、それを抑制するための装置を販売しています。こうした問題は海外でも同様に起きているので、販路拡大のチャンスがあると考えました。

◆ 海外展開に向け実施したこと

まず、海外展開するにあたって、海外の規格に沿った製品を開発しなくてはいけませんでした。海外規格を調査の上、2017年に変圧器励磁突入電流抑制装置「T1-200」を完成させ、そこから海外販路拡大を進めるべく、JAPANブランド育成支援等事業などに挑戦していきました。

◆目指したこと/成果

支援パートナーである双日九州株式会社の協力の下「国内企業で海外にも工場を有している企業」のリスト化とアポイント獲得を実施しました。結果として9社のWEB会議、3社の訪問を実現することができました。データセンターを持っている情報通信業や船舶、航空産業といった自社だけではなかなかアプローチすることのできなかった業種の企業とつながりを持つことができたことは大きな成果です。加えて、電気の電源周波数というものはエリアによって50Hz帯と60Hz帯に分けられるのですが、それまで自社では50Hz帯をテストする設備がありませんでしたので、海外展開に向けてその設備を購入しました。また、中国、台湾をターゲットとし、仕様書や取扱説明書の翻訳も実施しました。

◆ 今後の海外展開に向けての取り組み

さらなる市場の深掘りと、船舶におけるニーズの獲得を目指していきます。また、海外市場にさらに親和性を持った新製品「T1-300」を開発していきます。

企業名株式会社興電舎
業種・業態製造業
進出国
事業内容

商材:変圧器励磁突入電流抑制装置「T1-200」

URLhttps://www.kodensya.co.jp/
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