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- アメリカの海外進出事例集
- 各国でWi-Fiルータのレンタル事業を展開するテレコムスクエアの海外進出事例
進出理由と背景
海外進出を検討し始めたのは、約3年前にWi-Fi事業が急激に伸び始めた時期からです。日本人の方の利用者が増え、海外現地でも同様のサービスを使いたい、との声を多く頂戴するようになったことがキッカケです。同時に、現地のローカルの方向けのサービスも検討し始めました。そうした背景があり、まずは中国、アメリカから始まり、現在はシンガポールを含めて7拠点を持つまでに成長しています。
海外ビジネスの概要
海外でも基本的には日本と同じサービスを展開しています。その中でシンガポールでは、現在のところWi-Fiルータ事業のみに特化しています。ただし日本と違って東南アジアでは、Wi-Fiルータのレンタル事業という形態自体がまだまだ認知されていないので、市場への啓蒙活動から実施する必要がある、という違いがあります。
進出までにやったこと
シンガポールを拠点に選んだのは、東南アジアのハブ拠点としての魅力を感じたためです。交通の便が非常によいので気軽に近隣諸国に行けること、そうした要因を背景に人の行き来が活発であること、などが挙げられます。特にシンガポールのチャンギ空港は、アジアのハブとして人の往来が非常に多く、市場としての魅力を秘めていると感じます。
日本での約半年間の準備期間中は、シンガポールに関する知識を深めたり、現地の法律について学んだりしました。その過程で現地の法律や会計、税務の専門家と連携して、ライセンスを取得するなどの準備を進めました。
昨年の9月にサービスを開始してからは、とにかく認知度向上に努めています。チャンギ空港へのサービスカウンターの設置、パンフレットの作成、Facebook上でのプロモーションなど。地道な活動を続けている状況です。
海外進出にあたり苦労したこと
国によってお客様のニーズや行動特性が違うことです。例えば日本では、当社のウェブを見られたお客様が、空港での受け取りまで、比較的スムーズにこなして頂けます。しかし海外では、ウェブを見られたお客様から電話が入り、詳しい利用方法のご説明のあとに、ご納得頂ければ成約、というプロセスを踏むことも少なくありません。国によってWi-Fiルータ事業の認知度も異なってくるので、お客様の知識背景や行動特性を理解した上で、サービスを作っていく必要があると感じています。
今後の展開
シンガポールでは、国内の認知度をまだまだ上げていく必要があると考えています。その結果として、サービス利用者を増やすこと。それが当面のミッションですね。また現在シンガポールでは、サービス対象国を12か国と限定していますが、それを今後増やしていくかも随時検討しています。将来的にはシンガポールにとどまることなく、他の東南アジアの近隣諸国にも、この事業を拡大していきたいと考えています。
海外展開成功のためのアドバイス&必要なこと
日本のやり方を、そのまま持ってこないことだと思います。郷に入っては郷に従え。例えば働き方ひとつ取っても、日本人の長時間労働やサービス残業は、ここシンガポールでは通用しません。勤務時間は9時から18時まで、と明確に区切っており、その後はプライベートを楽しむ、という習慣がこちらでは一般的です。進出後は、現地のやり方を学び、柔軟に対応していくことが求められると思います。
企業名 | 株式会社テレコムスクエア |
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業種・業態 | 通信・サービス |
進出国 | |
事業内容 | 日本および世界各国の携帯電話 |
法人設立年 | 1974年 |
海外進出時期 | 2013年9月 |
日本法人所在地 | 東京都千代田区五番町6-2 ホーマットホライゾンビル1F |
海外所在地 | 112 Robinson Road #07-03/04 Singapore 068902 |
代表者 | 吉竹 雄次 |
資本金 | 54,763,750円 |
電話番号 | 03-3239-2333 |
URL | http://www.telecomsquare.co.jp |
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