海外進出事例集

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農林水産業

海外展示会のブースに人だかり! 高級食材「Baby Peach(若桃の甘露煮)」(あぶくま食品株式会社)

あぶくま食品株式会社

日本企業の海外展開の軌跡を紹介する事例集です。今回取り上げるのは、「あぶくま食品株式会社」。昭和47年、福島県伊達郡にて創業。漬物・惣菜を製造販売。福島県は胡瓜や桃の生産量が多く、それらの原料の加工販売が主体。なかでも伊達市は桃の一大産地であり、桃に関連した「もったいない精神」から生まれた高級食材「Baby Peach(若桃の甘露煮)」は、海外の展示会でブースを人だかりにし、世界中の商品に目を光らせるバイヤーからも、そのオリジナリティーの高さで注目されている。オンリーワン商品として、製法特許も取得している。

2023年1月31日

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日本企業の海外展開の軌跡を紹介する事例集です。今回取り上げるのは、「あぶくま食品株式会社」。昭和47年、福島県伊達郡にて創業。漬物・惣菜を製造販売。福島県は胡瓜や桃の生産量が多く、それらの原料の加工販売が主体。なかでも伊達市は桃の一大産地であり、桃に関連した「もったいない精神」から生まれた高級食材「Baby Peach(若桃の甘露煮)」は、海外の展示会でブースを人だかりにし、世界中の商品に目を光らせるバイヤーからも、そのオリジナリティーの高さで注目されている。オンリーワン商品として、製法特許も取得している。

◆ 海外展開のきっかけ/背景

2012年秋に出展した国内の展示会で、来日していたイギリスのディストリビューターとの取引が開始。翌年3月の「IFE(International Food & Drink Event/イギリス)」にJETROの震災復興支援プログラムで出展し、非常に多くの引き合いをいただきました。それであればもっと海外に伸ばしていこう、ということで海外展開を積極的に進めていきました。オンリーワン商品なので、驚きを与えることができるとともに、価格決定権があるということが強みになっていると思います。

◆ 海外展開に向け実施したこと

展示会の出展と、その出展に併せて現地のホテルやレストランに対しディストリビューターとの同行販売を実施しました。説明用の資料やパンフレット、ホームページも英訳し、ヨーロッパ、欧米、東南アジア、豪州、中東へと販路を広げていっています。輸出入に関しては、国内の商社を通じて実施しているため、物流に関しては国内取引と大きく違いません。

◆目指したこと/成果

中東最大の展示会「Gulfood2021」へのオンライン出展と、そのための英語のテロップを用いた「若桃の甘露煮」の動画の撮影・制作を行いました。また国内でも展示会「ファベックス関西2020」への出展を行いました。
結果として、動画の視聴数は1000名を超え、コロナ禍に際し問い合わせフォームを設置した会社HPへの問い合わせは月2件程度となりました。また、国内展示会でも多くの引き合い/取引を獲得することができました。

◆ 今後の海外展開に向けての取り組み

実は、2021年は原料が大きく不作に終わってしまい、商品自体を多く作れませんでした。そのため、いっとき海外販売をゼロにせざるを得ませんでした。今後もまずは国内から復活をさせていかなければなりません。ただし、円安は追い風となりますので、再度力を入れていき、売上を伸ばしていく予定です。2023年1月にはラスベガスの展示会に出展いたします。

企業名あぶくま食品株式会社
業種・業態農林水産業
進出国
事業内容

商材:福島県産若桃の甘露煮(主に業務用)

URLhttp://www.abukumafoods.co.jp/
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