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商習慣 2013年04月11日

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雑誌から飛行機まで!? ブラジル進出で知っておきたい市場の特徴を総ざらい!

萩島 貴(アヴァンテ株式会社)

 

小型のジェット機の生産世界一はブラジル企業

ブラジルは食品や果物などの一次産品だけではなく、工業製品の生産量・輸出量も多く、2010年の主要品目別輸出構成をみますと、一次産品の輸出量が約45%になっているのに対して、工業製品が約39%となっております。

その工業製品の代表格となっているのが、少し意外な印象を受ける方も多いかと思いますが、50名から100名乗りぐらいの小型の飛行機、いわゆるリージョナルジェットを生産しているエンブラエルです。エンブラエルはブラジル最大の輸出企業となっており、リージョナルジェット機の生産においても世界1位となっております。

日本企業ではMRJが参入を図っておりますが、この分野ではカナダのボンバルディアも高いシェアを誇っており、MRJはこの2強と戦うということになります。

 

美への意識が急速に市場を生み出している

ブラジル国内の市場規模に目を移しますと、ブラジルはビーチサンダルの生産国としても有名ですが、靴の生産量が世界3位となっております。ブラジル国内においても、ショッピングセンターにはいくつもの靴屋さんが入居しており、ブラジル人女性の靴に対する関心の高さが伺えます。

また、ブラジル人女性は足元へのおしゃれに気をつかうだけでなく、全体的におしゃれに対する意識が非常に高いです。それを裏付けるデータとして、香水の販売量は世界1位となっており、また化粧品の販売量も世界3位となっております。近年、ブラジルの経済が安定して、人々の所得も年々上がってきているため、生活必需品だけでなく、化粧品や香水など、いわゆる嗜好品に対する消費も益々拡大が見込めるため、今後の伸びが期待できます。

また、靴や化粧品などの商品だけでなく、ブラジルは美容整形の市場としても世界2位*1となっております。「ブラジル人は美人が多いけど、あれは整形だったのか!」と思った方もいらっしゃるかと思いますが、ブラジル人女性が主に美容整形をするのは顔ではなく、胸とおしりです。おしりにもシリコンを入れるというところがいかにもブラジルらしさを感じます。

 

ブラジルにおける日本企業のチャンスを考える

ブラジルの街中でブラジルらしさを感じるといえば、やはりビール片手に談笑している人々の姿です。キリンホールディングスが2011年11月にブラジルのビールメーカーを買収し話題になりましたが、ブラジルのビールの消費量は世界3位となっております。カロリーオフのビールも最近見かけるようになりましたので、健康を意識した商品展開を日本メーカーが仕掛けると新たな市場が開拓できるのではと感じております。

ブラジルの街中を歩いていると路上にキオスクと呼ばれる雑誌や新聞などを販売している売店をよく見かけます。ブラジルの識字率は90%(世界103位)と決して高くはありませんが、このキオスクには約4000種類もの雑誌が並んでおり、雑誌が大好きな文化であることが見てとれます。書籍出版数としては世界9位の市場ですが、識字率が伸びることによる市場規模の拡大や、電子書籍の普及により新たな市場が生まれることなど新ビジネスの誕生が予感できる市場となっております。

*1 2009年国際美容外科学会資料より

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萩島 貴

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