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商習慣 2013年05月07日

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インドネシア進出問答集㉓「インドネシアで急激に増える中間層サラリーマンの消費事情は?」

小野 耕司(インドネシアビジネスサポート)

本連載では、インドネシア進出に関する問答集という形で、実際によくいただくご質問をご紹介しています。今回は、国内市場に関する問答集となっております。インドネシアの中間層以下が、これから欲しがる物は何でしょうか?

 

【社長】:うちは今インドネシア市場で急成長している自動車やオートバイ、そして家電とは異なる業種なので、しばらくは日本向けの輸出が主な売上となります。しかし、将来的にはインドネシア国内市場でも販売したいと考えています。

【小野】:現在のインドネシアは毎年約500万人増えています。彼らが仕事に就けるように、初代のスカルノ大統領を除く、これまでのどの政権も、投資促進に励んで来ました。汚職などの問題は抱えているものの、民主化の基盤が確立されたインドネシアは、これからも経済成長を維持するというのが大方の意見です。それを背景に、これから急激に増えると思われる、都市部の普通の会社員が欲しいと思う商品やサービスを予測してみると、貴社にとってのチャンスも見えて来るのではありませんか?

 

【社長】:日本の昭和40年代の高度成長時代は参考になるでしょうか?

【小野】:インドネシアの2000年以降の経済成長は、その規模と成長率が日本の当時の状況と全く同じです。政治、文化、宗教、社会、気候などの個別の違いはありますが、思い出してみる価値はあるでしょうね。

 

【社長】:当時は月賦販売という言葉が良く使われたように憶えていますが、インドネシアではどうなのでしょうか?

【小野】:インドネシアでも利子を禁止するイスラム銀行が登場して来ていますが、昔からある仕組みとして、日本でも昔あった『無尽講』に相当する『アリサン』があります。簡単に言うと、10人の知り合いが毎月一度集まって一定の金額を出し合います。最初にその全額を受け取った人は1割カットされます。後に引き落とすほど有利になり、最後の人は1割多く手にするといった制度です。まとまった現金を持たない庶民でも、この方法でちょっとした買い物が出来るのです。

 

【社長】:そのような庶民の暮らしを実際に見ることは出来ますか?

【小野】:インドネシア人の知り合いを作り、案内してもらうのが良いでしょう。インドネシアの人達は皆気さくに歓迎してくれますよ。

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