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海外ビジネス コラム

商習慣 2012年08月01日

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中国でこれから成功すると思われる業種 No.1

川添 英起(株式会社リバーサイドシンク)

女性が牽引するこれからの中国市場! 進出すべき「美」のマーケットとは?
中国で今後、注目される業種は何かということを、例によって独断と偏見で分析してみました。

【注目業種】

1.「美」に関する業種
2.「老人」に関する業種
3.「文化」に関する業種
4.「環境」に関する業種

以上の4業種は今後期待が持てる業種だと思います。

【具体的業種】

「美」に関する業種とは、美容、ネイル、美容整形、補正下着、化粧品、ファッションなど
「老人」に関する業種とは、老人ホーム、介護事業、介護用品、など
「文化」に関する業種とは、映画、アニメ、芸術、ゲームなど
「環境」に関する業種とは、排水処理、土壌改良、廃棄物処理など

 

【理由】

1~3まではBtoCのビジネスです。つまり中国13億人のマーケットを対象とするビジネスです。
やはりこのマーケットは巨大で、他の国(インドは同様なマーケットかもしれませんが)に類を見ないマーケットと言えるでしょう。
また、これらの業種で扱う物は生活必需品ではなく、可処分所得が増えるとともに拡大する業種です。
これからの中国で、生活にゆとりが出来れば必ず需要が出てくる業種です。

4の「環境」は中国が2000年代に毎年10%以上のGDPの伸びを示すという経済成長の陰で、一番置き去りにされてきた分野です。
これからはその遅れを取り戻さなければ、中国の環境は最悪となります。
それでは上記の各業種を個別に検討してみます。

【「美」に関する業種】

美容=中国で営業している日本の美容室は質も高く評判が良いです。
中国の美容室は大手チェーン店がいくつかあり、料金も安いのですが、スタイリストのレベルはやはり日本人のほうが高いようです。
美容スパなどのサロンも日本スタイルのものは人気があるようです。

ネイル=ネイルサロンも安いところがたくさんあり、商業モールの通路や、飲食店の待合室(無料)などに沢山ネイルサロンがあります。
料金は安いところでは5元~10元(65円~130円)程度。平均でも35元~50元(455円~650元)程度です。
ネイルについても日本人経営の店は人気があります。
上海の金融環球中心(森ビル)にある日本人経営のネイルサロンは、料金は高いらしいですが、日本女性や、富裕層の中国女性の予約でいっぱいらしいです。

美容整形=この業種に関しては正確なところは掴めていませんが、うわさによると、中国人の女優さんは99%美容整形しているとのことです。
そして、一般の中国人女性もかなりの割合で美容整形していると聞きます。
私の知っている若い中国女性も目のふたえ整形や豊胸整形(見たわけではありませんが)をしている人が多いようです。

補正下着=世の女性とは不思議な生き物で、美しくなる(見せる)ためには金に糸目をつけないらしいです。
これは中国人女性に限ったことではないのですが、特に、今まで生活に追われ「美」を追求する余裕がなかった中国人女性にとって、資金的に余裕が出来たら、美しく見せるためにはいくらでもお金を使うということは、当たり前のようです。
日本でも高額な補正下着(1セット30万円位)がたくさん売れているようですが、中国でも、さすがに30万円位のものはないですが、1万元(13万円程度)の中国製補正下着の人気があるようで、中国の2大人気女優が(日本の吉永小百合さんのような大女優)がイメージキャラクターとなって2社が競っています。

日本や欧米のメーカーの補正下着販売会社も進出しています。

やはり、日本製の補正下着は人気があるようで、口コミでもかなり販売が拡大してきているようです。

化粧品=中国の化粧品需要は大変なもので、特にSKⅡ、エスティーローダー、資生堂などのメーカーの人気があります。
中国製の化粧品も多数ありますが、やはり日本製は人気があり、ファンケルは若い女性に大人気です。
私もよく中国の女性からファンケルのお試しセットを日本から買ってくるように頼まれることがあります。
最近のインターネット販売サイトでは、これら正規品ではなく、メーカーが配布している無料小型サンプルをセットにして、300元程度で売っていて、これが大変人気があるようです。

ファッション=ファッションについては、若い女性向けのファッションが今後有望です。
上海の中山公園というところに渋谷の109のような若い女性向けのファッションモールがオープンする予定です。
上海には「TOKYO PANDA」と言う若い女性の日本人ブロガーがいて、彼女が「この店の洋服カワイイ!」とブログに乗せると、翌日は若い中国人女性が、その店に殺到すると言うことです。
中国人の若い女性にとって、日本のファッションリーダーは、憧れの的なのです。ちなみに彼女はネイティブのように中国語の普通語(プードンフォア)を喋るそうです。

 

以上述べてきたように、「美」に関する業種が有望業種であると言う
ことは、裏を返せば女性が消費を牽引すると言うことなのではないでしょうか?

 

「老人」に関する業種、「文化」に関する業種、「環境」に関する業種については、次回以降にお話します。

 

 

 

 

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川添 英起

(株式会社リバーサイドシンク)

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