海外ビジネス コラム

商習慣 2015年10月02日

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海外拠点でのグローバル人材採用、4つのポイント(その4)

松本 博明(キャリアインテグレーション株式会社)

私は香港在住12年。香港とASEANエリアでのグローバル人材採用アドバイザーをして12年になります。日本国内企業のASEAN&香港への進出が加速するなか、現地法人でのグローバル人材採用の成否が現地ビジネスを左右するといっても過言ではありません。そこで今回はグローバル海外拠点進出後のグローバル人材採用について、人材コンサルタントの立場から考えてみたいと思います(全4回の最終回)。

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ポイント4:現地の人材紹介会社の戦略的利用法

人材紹介会社を通じて人材を募集する際、自社に関する情報をできるだけ多く教えてください。よく、ファックスやメールで「営業 英語人材 北京語ができると尚可 給料1万元」といった簡単な条件だけを送ってくる会社もありますが、それだけでは、その会社、仕事内容に合った人材を選び出すのは難しい。きめ細かい求人情報を開示してこそ、いい人材を見つけられる可能性も高まってくるのです。

私どもでは、人材募集をいただいた会社には、必ず事前調査のために、30分でもいいですからと、訪問させていただくことをお願いしています。ときには、社宅を見せてもらったり、社員食堂でごちそうになったりして、その会社の雰囲気や内容を深く知ろうとしています。それにより、その企業に合った人材をご紹介することができるのです。

募集の際に10社近くの人材紹介会社に依頼する企業もありますが、そういう理由もあって、2、3社に絞って依頼したほうがいい。人材紹介会社とは、広く浅くではなく、狭く深くお付き合いしたほうが、いい人材を取れる可能性が高まります。

日系企業へのアドバイス

日系企業は、人材募集から採用までに時間がかかりすぎる傾向があります。
こちらから候補人材の書類を送っても、それから返事が来るのが遅い。そのため、せっかくいい人材だったとしても、その間に他社に取られてしまうといったケースが多い。

それは面接後の採用決定までも同じで、なかなか結果が出ないため、人材が他の会社に行ってしまう。人材だって、早く働き始めたいのです。理想的には、人材紹介会社に連絡して1週間かけて人材を募集して、履歴書を受け取った翌週には面接をして、その翌週までには採用を決め、さらにその翌週から入社というのがいい。募集を始めてから入社まで1か月ですね。 いい人材を取れる会社と、貧乏くじを引く会社の違いは、決定までのスピード。もう一つは、採用条件に対して頑固にならないこと。給料で100US$上乗せをケチったがために、いい人材を逃してしまうということもよくあります。

私たち人材紹介会社は、これまでに良い人材、良くない人材を何百人と見てきています。
ですので、もしどの人を採用しようか判断に迷ったら、参考意見を聞く意味でも、人材を紹介した会社に相談してください。
(文責:グローバル人材採用アドバイザー 松本 博明)

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このコラムの著者

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松本 博明まつもと ひろあき

(キャリアインテグレーション株式会社)

<アジア人材の専門家>

新卒で就職してから一貫して人材ビジネス業界にて人材コンサルタントに携わる。現在は香港・中華圏・ASEANエリアの日本人人材に特化した人材紹介サービスを、香港WORKS・華南WORKS・台湾WORKS・ホーチミンハノイWORKS・インドネシアWORKS・タイWORKS・カンボジアWORKSなどASEAN各エリアに展開する。

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