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海外ビジネス コラム

商習慣 2013年01月08日

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インドネシア進出問答集⑤「インドネシアの環境規制は緩いのか?」

小野 耕司(インドネシアビジネスサポート)

本連載では、インドネシア進出に関する問答集という形で、実際によくいただくご質問をご紹介しています。今回は、環境規制に関する問答集となっております。インドネシアの環境規制は厳しいのでしょうか?

 

社長:わが社の工場は工業排水を多く出すが、インドネシアの排水規制は日本と比べて厳しいのでしょうか?

小野:インドネシアの排水規制は日本と同じレベルと言われています。特に日系の工業団地では専用の処理施設を完備しており、それをセールスポイントにしています。入居企業に対しても規制への対応を義務付けています。

 

社長:地方のローカル系の工業団地も同じように厳しいのでしょうか?

小野:工業団地によって差があるのは事実です。企業によっては、排水規制の厳しくない工業団地を探して入居するケースもあります。逆に、工業団地によっては、排水処理施設がないことから、最初から入居企業の業種を制限しているケースもあります。特に、都市部にある古い工業団地は、周囲からの監視の目も厳しいので制限も多いようです。

 

社長:排気規制はどうですか?

小野:ジャカルタ市内の空を見上げてみれば判ります。規制はありますが、まだまだ緩いと言わざるをえません。これは車の排ガス規制に限ったことではなく、工場の排気についても言えることです。ジャカルタで晴れ渡った南国の空が見られるのは、スコールが上がった後の少しの時間だけです。

 

社長:産業廃棄物についてはどうですか?

小野:インドネシアでは産業廃棄物は高く売れるため、組織的な回収業者が縄張りをもっています。間違って縄張り外の業者と契約すると、目の前で業者組織間の闘争が繰り広げられることもありますので注意が必要です。

 

このように環境規制は工業団地別に様々です。いずれにしても環境のことに留意し、進出を進めていくべきでしょう。

このコラムの著者

小野 耕司

小野 耕司

(インドネシアビジネスサポート)

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