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商習慣 2013年02月01日

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ベトナム進出の最大の追い風。なぜ、ベトナム人は日本人を好きなのか?

安藤 昌明(G.A.コンサルタンツ株式会社)

 

新たな日本のリーダーとなった、安倍首相が就任後最初の訪問先として選んだ国がベトナム。

アメリカ、中国とは比べ物にならない、この小さな国ベトナムを選んだことは日本にとっても意味をもつものであろうが、それ以上にベトナム、ベトナム国民に与えた影響は大きい。

中国と日本の関係が「政冷経熱」と呼ばれるようになって久しいが、今では多くの企業がリスク集中を回避するため、チャイナプラスワンを模索し、「経熱」とも呼べない状況になってきている。

その点、ベトナムはまさに「政熱経熱」の状態にある。
二国間関係で言えば、日本はベトナムにとって1995年以来一貫してODAで世界最大供与国となっている。

一方、経済面では、昨年度のベトナムへの新規外国直接投資の合計金額79億ドルの内、日本は何と全体の5割(40億ドル)を占めている。
これだけ見ても、充分ベトナム人が日本に好意を寄せてくれる理由が分かる気もするが、それ以上に、個人ベースでの「感情」的なものの影響も大きいように思える。

 

例えば、古いところでは、戦争で国土が焼野原となったにも関わらず、高度成長を成し遂げ、ホンダやソニーを生んだことに対する親近感と尊敬。
新しいところでは、東北大震災の際に世界中でも話題となった、被災者となっても他人を思いやり、ルールを守る礼儀正しい日本人の姿といったものへの畏敬の念。

また、そこまでの強いインパクトはないものの、身近な日本人からも同様な印象を感じてくれているように思える。日本人が一番好きだとは、皆が皆言わないまでも、少なくとも日本人は嫌いというベトナム人は非常に稀である。
逆も然りで、日本人も何故かベトナム人と話したことがない人でもいいイメージを持っている人が多い。
ベトナムに進出を決めた中小企業の社長も、何故ベトナムを選んだかを単なる経済合理性だけでは説明できないような人も多くいるように思える。

日本語を学ぶベトナム人は急増している。また、ベトナムからの新規留学生数も昨年度は二桁増の勢いで増えている。そして、今年は日越外交樹立40周年の記念の年。

いつまでも、良き隣人であるよう願うだけでなく、少しでも役立てればと思う。

 

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