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時事 2013年03月19日

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【特集 各国の治安状況】強盗に襲われることも……。ブラジル進出時に危険から身を守る予防法とは?

萩島 貴(アヴァンテ株式会社)

日本人が被害に合いやすい「車上強盗」から身を守る方法

ブラジルで生活する上で、一番心配なのはやはり治安問題だと思います。

日本人が被害に合うケースで多いのが、車上強盗や歩行中の強盗です。車上強盗の一例としては、信号待ちで停車している際に、窓を拳銃でコンコンと叩かれ、銃口を向けられ金品を要求されるケースがあります。

対処方法としては、停車する際に前の車との間隔を空けて、停車し、いつでも発車できる状態にして周りに警戒しているということをアピールする方法があります。また、車を防弾車仕様にする方法もありますが、防弾車仕様にするためには、車本体と同じぐらいの費用が掛かかってしまいます。ですので、幹部クラスの車のみ対応しているという現地進出企業もあります。

また、夜は信号が変わりそうな場合は信号のかなり手前から速度を落とし、徐行状態で信号まで行き、なるべく止まらないように工夫する必要があります。赤信号で止まって、強盗に襲われるよりも、信号無視で罰金を取られる方がマシだと、交差点に突入する方法もありますが、事故の危険性が高いためおすすめはできません。

万が一、車上強盗にあってしまった場合は、急発進して逃げようとしたり、抵抗したりすると思わぬ反撃にあう可能性が高く、素直にお金なり、金品を渡す必要があります。全ての場合とは言えませんが、一般的に金品を渡せば、撃たれることなく解放されます。なによりも命第一の対応が重要です。また、渡す時にも動作はなるべくゆっくり動き、相手に手元が見えるようにし、相手に警戒心を与えないことも大切です。

私は幸い車上強盗にあうことはありませんでしたが、襲われた時に備え、ハンドルの付近に一万円程の現地通貨を入れた財布を用意し、いつでも渡せるようにしておりました。

 

まだまだ課題があるブラジルの現状と経済発展への想い

また、車上だけでなく、歩行中や、お店を出た際に襲われるというケースもあります。基本的には車上の場合と同じですが、銃を突きつけられて金品を要求されるというものです。万が一襲われてしまった場合は、財布のある場所を指で示し、ここに入っているから持って行けとジェスチャーで伝えます。

予防方法としては、パソコンやパソコンの入っていそうなカバンを持ち歩かない、高級時計をつけない、後ろを振り返りながら歩き、警戒心を示すということが大切です。

さて、このように車上強盗と歩行時に強盗に襲われることは、ある程度予防することが出来ますが、レストランでの食事中に集団で襲われたり、強盗がショッピングセンター内のお店を襲っている場面に遭遇してしまったり、防ぎきれないケースがあるのも事実です。

ブラジル経済は発展してきており、貧困層への支援策などで、貧困層も減少してきていますが、まだまだ貧富の差があり、貧しい人たちが生計を立てるために、人からモノを奪わなくてはならないという現状があるということも事実です。

貧富の差が解消され、犯罪が少なくなり、人々が安心して暮らせる世の中になる日が一日も早くブラジルに訪れるよう、私自身ブラジルコンサルタントの仕事を通じ、微力ながら経済発展の面で少しでも貢献したいと願っております。

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萩島 貴

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