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海外ビジネス コラム

時事 2014年01月23日

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世界から尊敬される企業を――共存共栄の精神で、海外市場を掴みとれ

丸山 和也(参議院議員・弁護士)

今回で本連載も最終回となります。最後は、これからの日本を背負っていく経営者、そして5年後の世界経済について述べさせて頂ければと思います。

実は会社経営には、私自身、小さな頃から興味がありました。尊敬する人として出てくるのは、企業家が多かったです(もちろん政治家もいましたが……)。憧れていたんです。ですので、これからの日本を背負う経営者というものを考えたとき、少し熱くなってしまう部分があります。

私は、これからは、若い人が海外に出て行って成功し、願わくば戻ってきて日本でも活躍して欲しいと思っています。そして、海外で成功するために必要なのは、日本の素晴らしさ、特長をとことん極めることだと思います。私の考える日本の素晴らしさは、謙虚なこと。そして、共存共栄志向です。

これはある種、弱肉強食の世界では都合よく利用されてしまったりします。しかし、だったら主義主張を変えて向こうのやり方でやる、というのでは意味がないと思います。謙虚であったり、共存しようとする思想は強いんです。それに対して海外の方々は尊敬すらしてくれる。それが、日本企業の一番の強みになっていくはずです。だから、そうしたものを捨てて、相手のペースでビジネスをして成功しても、長続きしないのではないかと思います。

そのために政治家ができるのは、日本の素晴らしさを世界に訴えていくことです。安倍総理が「トップセールス」という形で日本を売り込んでいますが、そうした取り組みを政治家たちが意識してやっていかなくてはいけないと思います。

今の日本で活躍している企業家たちは、残念ながら欧米式を持ち込んで発展しているような気がします。それが強さだと思っているフシがある。しかし、私は日本的な特長、つまり謙虚さがあって、粘り強さがあって、相手のことも考えて共存共栄できること、そのほうが強いのではないかと思うんです。

それを捨てて、弱肉強食的なやり方にいこうとしても日本人では徹底できないでしょう。それを心の底からリスペクトしていないと思うんです。だから、結局はうまくいかないんじゃないかと思います。また、第3者から見ても、日本的な特色をうまく活かせていないと思われてしまうのではないでしょうか。

5年後の世界経済の中で、日本がどのような立ち位置に居れるかどうか、それは上記のような取り組み次第ですが、理想から言えば、アジア経済の筆頭でありたい。アメリカと中国の二極化ではなく、アジア経済圏が割って入る。日本はリーダーとしてそれを引っ張る。そういう形になっていかなくてはならないと思います。

だからこそ、日本は今こそアセアン諸国との連携を強固なモノしていかなくてはなりません。そこにはTPPも絡んでくるでしょう。もちろん、各論の問題として、TPPはTPPで個々の物事について是非を論じながら進めていきます。

政治家としてやれることはやっていきます。ですので、経営者の皆様も、日本の良さを活かし、スピリットを持って頑張って行って欲しい。一緒になって、日本を盛り上げていきましょう。

丸山和也氏・最新著作!『“いま”こそ「中小企業の社長」は国内で足場を固め「アジアに進出」せよ!

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