時事 2014年03月18日
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【海外進出白書 番外編】2014年度のロシア市場への参入戦略とは?
ロシア市場のニーズを捕まえきれていない「日本」
Digima〜出島〜海外進出白書の最新版に多国の情報が掲載される中、残念ながらロシアは圏外となってしまいました。
当社へのロシア進出に関するお問い合わせも来てはおりますが、資金投入しても利益をとれるのかという市場への懸念が強く、また、見込んでいた利益があがらず上手く進出できていないようです。
その他、国が支援する業種への進出支援と現地市場の需要とのミスマッチがあり、「商品需要がないのに、売りたい企業がゴリ押ししている」といった構図が出来上がってしまっています。
口酸っぱくお伝えしているのは、
「ロシアに既にあるものはわざわざ日本から持って行っても、誰も買いませんよ。競合商品で売れるのは、既存品より安価で品質の良い製品」という事です。
例えば、ロシアで需要が聞こえるものですと、安くて質の良いコンビニコスメが注目されています。また、手術しなくても治療できるような最先端の医療技術や医薬品などです。具体的に述べますとロシアでは盲腸の治療は手術をすることが一般的とされていますが、日本では内服薬による治療で治癒しない場合に手術が行われるのが一般的です。このような最新鋭の体に負担をかけず治療できる医薬品はロシアで需要があります。
まずは市場の声を聞くヒアリング調査を行おう
先に商材を用意してから、これをどう売ろうと考えるよりも、ロシアからの「買いたい」「欲しい」「あったらいいな」という需要の声を聞いたり、情報収集してから、要望に合わせて進出プランを練ったり、商談を組んだ方がよっぽど確実です。
それでも尚、「商材」つまり「売りたいもの」に合わせたプランニングに合わせて国が支援したりしている訳ですから、取引先がなく難航するのは予見の通りという事になってしまいます。
これに対して国を責めているのでは決してありません。商機を見つけるチャンスではあることには変わりありませんが、支援されている場所に自身のビジネスの舵を乗せず、常に自分で意識して舵取りをして利益を上げる方法を模索し続けて頂きたいのです。
支援機関が行っているのは、あくまで支援であって、確実に需要があることが約束されているのではないという事を忘れてはいけません。
ロシアへの販路拡大、新規事業立ち上げをご検討されているのであれば、まずは市場の声を聞くヒアリング調査を行い、リスクを最小限に抑えてみてはいかがでしょうか?
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