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時事 2015年02月05日

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【特集 2014年総括&2015年予想】ミャンマー進出を握るカギは?

池田 尚功(株式会社セールスモンスター)

順風満帆とは言えないミャンマー現地日系企業

新年が明け、早いもので既に、一ヶ月が過ぎました。2015年を迎え、アジア各国への注目も更に高まる中、今回も昨年の年始同様に、ミャンマービジネスの2014年を振り返り、2015年および今後について触れてみたいと思います。

現在でも、多数のメディアがミャンマーに関する情報を扱っておりますので、ミャンマーに関する情報は入手しやすくなってきています。加えて、ミャンマーへの渡航時のVISA申請手続の効率化(発給所要日数の短縮)、および2014年末からの、ミャンマー現地に於ける外国人への永住権に関する取り扱いからしても、ミャンマーへの拠点設立や現地企業との協業など、各種事業展開は増加しています。

もちろん、現地の法令や商談スタイルの相違も懸念事項として根強く、日系同士というよりもむしろ、他国からのミャンマーへの事業展開企業との競合や、現地での日本に対するイメージの変化からしても、けっして順風満帆とは言えない現況を体験された方も少なくはないでしょうし、現地への事業展開後の撤退や、現地企業との協業トラブルも、あまり公にはされませんが、増えてきている印象を受けます。また、人件費(賃金)、賃料などの現地コストが、想定外であったが故、事業見直しを迫られた方も耳にします。

数年前からの現象ですが、特に2013年から2014年までの、著しい「不動産高騰」も、2015年以降は、注目度や需要、現地不動産価格の現状の認知具合に影響を受けてからか、ある程度の所で落ち着くのではと感じています。

2015年は「総選挙」がカギを握る

さて、2015年および今後ですが、以下の様なキーワードが挙げられると思います。

◆ 2015年のミャンマー総選挙
◆ ティラワ経済特区(SEZ)
◆ 2015年 設立予定のミャンマー証券取引所
◆ ASEAN経済共同体(ASEAN Economic Community: AEC)の発足

ですが、やはり、「2015年総選挙」につきると思います。

約4年弱前の2011年3月30日、ミャンマーの現政権が誕生した際も、その前年2010年11月の総選挙投票から約5ヶ月弱の間、当時様々なやり取りや情報がありました。

議会や大統領の任期からしても、今年、2015年10月~12月の間に、特に前回同様11月に行われるとも言われていますが、今年の総選挙および、新たな大統領選出が、ミャンマー国内外にとっても、一番の重要事項であることは、間違いありません。

これに伴い、各種法令や規制、取り扱いも、追加や変更と成り得ますし、その結果、我々を含めた外国からの事業展開や現地参入にもかなり影響すると思われます。

今後、新たに現地での事業展開や有効活用、現地との協業をご検討されている皆様、2015年の総選挙以降は、各種法令・規制の扱いがどのようになるか様々な話もございますので、十分な事前情報収集、慎重なご検討をお薦めします。

最後に、ミャンマーに対して、いまだに「人件費が魅力だ」と言える方はほぼ皆無でしょうし、材料や部品等の調達・供給の問題も、正直あまり改善されていない現状です。

とは言え、まだまだ、潜在能力も秘めており魅力的で、かつ、我々日本にとって大切な協業・活用先、事業展開先の一つであることは間違いないと思われますから、地理的にも、内容的にも「ミャンマーである意義」「ミャンマーである必要性」を軸に、現地活用や事業展開に共に取り組んでいければ幸いです。

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