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時事 2016年07月14日

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マレーシアでもイスラム国(ISIS)による初のテロ!?

鵜子 幸久(桜リクルート社(マレーシア))

マレーシア警察は5日までに、首都クアラルンプール近郊で6月末に起きた爆弾事件について、過激派組織「イスラム国(ISIS)」のマレーシア人戦闘員、ムハンマド・ワンディ・モハメド容疑者の命令で実行されたと断定しました。

マレーシアでISISが絡むテロが実行されたのは初めてのこととなります。この事件では6月28日、郊外のプチョンにあるナイトクラブに手榴弾が投げ込まれ8人が負傷しました。死者が出なかったのが幸いですが、事件に関係して実行犯とされる男2人を含む15人が逮捕されましたが、うち2人は警察官で、1人はISIS要員をかくまった疑いで、もう1人はISISの資金集めを目的とした窃盗にかかわった疑いが持たれています。ワンディ容疑者は、ナジブ首相や警察幹部などマレーシアの要人に対する襲撃を指示していたとされています。警察は当初、ナイトクラブ襲撃の動機は勢力争いか客同士のけんかだったと見て、テロの可能性を否定していました。しかし後にワンディ容疑者がフェイスブック上に、襲撃はISISの信奉者によって実行されたとする声明を掲載したことから今回の事件の真相が明るみに出た形です。

マレーシアの警察力は強大で、アジアの中では最も治安が保たれている国のひとつとして数えられています。ISISが2014年にイラクとシリアにイスラム国家の建設を宣言して以来、マレーシア警察は9回にわたって同国に対するテロ計画を未然に阻止してきましたが、今回の事件についてISISの思想が東南アジアにまで拡大し、確立されていることの表れだという指摘が出始めており。アジア方面に対する脅威は今後も続くかも知れません。十分に動向のチェックが必要です。

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