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海外ビジネス コラム

生活・文化 2014年01月27日

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タイ、インドネシア、ベトナム、インドを、生活者と消費の目線から見る(3)

山崎 督(株式会社朝日広告社)

社会階層別に見る examine the market by SEC

本コラムは、アジアエリアの中でも注目度の高い四カ国―タイ、インドネシア、ベトナム、インド―を対象に、マーケティングの視点から重要と思われるポイントを抽出しています。

前回は四カ国を比較して違いを見てきましたが、国ごとにも多様な分析が必要となります。マーケティングの一般論では性、年齢、居住地、職業、収入、趣味、ライフスタイル等々が基本的な分析軸として考えられますが、新興国では、まず社会階層別(SEC: Social Economic Class)で見る事が重要となります。

日本や先進国でも富裕層を対象にするなど、収入によりターゲットセグメントをする例は見られます。しかし、新興国ではターゲティングというより、マーケティング活動全体の基本情報としてSEC別の分析が必要となります。なぜなら、 提供しようとする商品やサービスへの反応はSEC別で相当コントラストのついた結果が想定されるからです。

新興国では社会階層が日本や先進国ほど平均化されておらず、幅が広い(格差がある)がゆえに、日本で一般的に行っているマーケティング戦略策定ではあまり使用しない、多様な情報と分析、判断が必要なケースが想定されるでしょう。例えば単純に人口やターゲットの年齢層などから市場規模を算出するのではなく、SEC別に購入可能層を判断する必要があります。

また急速な経済発展に伴い、購入可能層(一般に中間層などと言われる)のウエイトが拡大していますから、中期目線で見ても市場規模が大きく変化する事をマーケティングの前提条件として織り込んでおく必要があります。

SECの区分や基準は国によっても異なりますが、収入や家のタイプ、耐久財保有率、職業、教育などによってA~Dランクで区分され、場合によっては各ランク内で更に細分化されています。

参考までに取材時に撮影した家の中の写真の一部を掲載します。プライバシーの観点から全ての公開は控えますが、詳しい資料は個別のお問い合わせにご対応させていただきます。

次回のテーマは「食べるか、食べないかのインド」です。次回またお会いできるのを楽しみにしております。

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山崎 督

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