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海外ビジネス コラム

生活・文化 2014年06月09日

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【ベトナムの真実(6)】How to improve myself

福森 哲也(株式会社リンクグローバルソリューション)

最近、学生や若手のキャリアについて考える機会が増えています。就職活動を控えた女子大生に就活に向けたスタンス・準備について話をしたり、ベトナムの学生の就職観やキャリア開発についてインタビューを受けたり・・・。

そんなタイミングで、大学を出て数年のベトナム女性二人と「仕事やキャリア」についてじっくり話をしました。二人は、日本企業の現地駐在員事務所と現地の有力サービス企業で頑張っています。二人から共通して出てきた印象的なキーワードが、「How to improve myself」。
 
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二人とも大学の時にインターンシップを行い(ベトナムではインターンシップ≒就職活動)、今の会社が2社目。日本でいう社会人経験は2~3年です。日本でいえば何もわからない丁稚奉公期間中。でもベトナムでは非常に大事な戦力で、かなり重要なプロジェクトや海外のパートナー・顧客とのやり取りも任されています。レポートラインも、事務所長やチェアマン/COO/CFOクラス。任されている仕事も肩書も、日本的にはかなりインフレ気味ですが、企業での中間人材が決定的に不足しているベトナムではこれが普通の姿でもあります。

二人とも1日10時間は働いています。夜のボス関係の宴席やパーティーにも当たり前の顔をして同席します。週末も必要であれば業務をします。ベトナム人材の中では本当にピンの人たちですが、こういった人たちが10年後のベトナム経済や企業を支えているはずです。こんな、ベトナムの企業にとっても、ベトナムという国にとっても「宝」というべき、彼女たちはどういう基準で会社を選び、そんなに頑張っているのでしょうか?
 
二人に共通していたのは、「How to improve myself?」という視点と強い想いでした。誰と仕事をするべきか、どこでどんな仕事をするべきか、今までの強みを活かした仕事をするべきか、それとも幅を広げられる仕事をするべきか。この3つの視点・想いが二人には共通していました。この二人に限らず、私が出会うピンのベトナム人たちは、皆、同じものを持っているようです。こういった視点・想いから自分の意見もガンガン言う彼女たち。日本企業や日本の当たり前に慣れてしまった管理職の人たちは、ちゃんと受け止めて素敵な「場」を提供していけるのでしょうか?

現地の有力サービス企業で働く女性は私に言いました。「これから日本企業と色々と接点が出てくるけど、ベトナム/アジア流で若い女性がガンガン主張したら駄目な場合や相手だったら、そっとアドバイスしてください。その時は、可愛く笑って微笑んでいるだけにしますので。」

続きは次回、ヘンカップライ!

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福森 哲也

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