生活・文化 2014年06月23日
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【ベトナムの真実(7)】ベトナムに駐在になる!?
先日ホーチミンで、ベトナム進出予定の中堅企業様の“ベトナム視察&研修”を企画・実施させて頂きました。参加者は駐在候補の若手の皆様!公的機関やビジネス上の関係先・先輩進出企業様での情報収集・意見交換、フィールドワークなどを行った上で、ワークショップを何度か実施。現地で見て聞いて感じたことを彼らなりに整理しぶつけ合い、『ベトナム(海外)に進出する/働くことや生活すること』に関する気づきや覚悟を深めて頂きました。
視察を沢山アテンドしている現地駐在員にも、「こんなにバランスが取れていて、中身の深い視察は見たことがない」とお褒めの言葉も頂戴できました。
今回の視察&研修でも特に盛り上がったのが、同世代の現地駐在員や起業家の皆さんとの交流会。駐在員候補の皆さんの背景も様々(独身、妻帯、第一子誕生間近、子供あり)なので、現地側も様々な方にお越し頂いて、ざっくばらんに情報交換。
1年様子を見て、最近ホーチミンに来られた奥様の、「1~2度来て見て、大丈夫かなと思ったので決断しました。来てみたら、今のところ安全だし、一人でブラブラ出かけたり、ベトナム語と英語の学校に行ったり、楽しく暮らせています」という言葉にホッとしたり、「生活は大丈夫。日本人の知り合いもすぐにできる。
でも、工場の立上げは、2年ぐらい死ぬほど大変な思いをすると思う。相当な覚悟が必要」という先輩駐在員の言葉が心に刺さる。「産まれて間もない子供がいるのに、妻はこっちに来たいと言っていて。でも未だ日本に居させている」という話を聞いて、頭に?マークを浮かべ、ベトナムに単身渡って起業している、同い年の社長の苦労話を真剣に聞く。実際に異国で頑張っている同世代の話が何よりの刺激なのだと、改めて痛感した時間でした。
今回の現地の方々は自然体で生活されており、前向きな話をしてくださった。でも、周囲も気づかないうちにうつ状態になっている人や、目に見えて仕事のパフォーマンスが落ちていく方も少なくないのが現実。共に英語は得意ではない奥様がいる同期のお二人と色々と話をしてみて、お一人はご夫婦で生活&仕事をされているイメージがわいたが、お一人は全くわかなかった。
本当に十人十色、千差万別。中堅・中小企業なら、家族状況や個性なども勘案して判断できるが、大企業はどこまでできるのか?英語を公用語にしたり、若手全員を海外に派遣したりとグローバル人材化に邁進している日本企業だが、本当に適材適所での人材の活用につながるのか、と危惧・不安も感じる今日この頃です。
続きは次回、ヘンカップライ!
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