第2回目のゲストは、スリランカ、バラピティヤでホテルを経営されている品川社長でお送りしています。本記事は、下記記事の続きとなっています。
https://www.digima-japan.com/column/etc/3239.html
　
内「最終回となる今回は、スリランカについても詳しくお聞きしたいと思います。ずばり、スリランカの良さとは何でしょうか？」
品「運が良いのかもしれせんが、自分の周りには想いのある人が多いですね。気遣い心遣いができる人が多くて幸せだと感じています」

内「反対にスリランカの悪いところは？」
品「残念ですが、まだまだ約束した時間を守れないことが多いですね。これは本当に直して欲しい。インフラの整備の問題で渋滞が日常的でもあるので仕方ない部分もありますが……。ここは日本ではないと言い聞かせながら、寛容な気持ちを持ちながら対応することが大切です」

内「次に今後のスリランカでのビジネスについて伺います。チャンスのある業種は何でしょうか？」
品「観光業、ホテル業はポテンシャルが高いです。税制優遇などの面でも政府が後押ししています。他には不動産開発、インフラ事業やエネルギー事業、それとIT事業関連ですね」

内「話を少し広げますが、海外ビジネスに参入する際に大切なことは何でしょうか？」
品「進出を決めている国に対しての投資や経営をする意義があり、経営目的が明確であること。その国が、できる限り親日国であること。ビジネスパートナーとの理念、ビジョンが共有出来ること。この3つの重要な要素ですね。私は、この3要素があれば長期経営基盤の構築が可能であると感じたのでスリランカビジネスをすぐに決めました」

内「最後に、これから海外進出を考えている方、起業を考えている方にアドバイスをいただけますか？」
品「夢は持つものではなく叶えるもの、と自分を信じてチャレンジして欲しいですね。経営はパズルですから夢を実現しているイメージを明確に描くことです。できない理由を探さないこと。仮に失敗してもそこには意味があります。とにかく夢をあきらめないで前に進んでほしいです。海外では文化の違いを乗り越えてトライし続けることが大切だと思います。海外で成功できたら、それは日本でも成功できると確信しています！」

やはり文化の違いを乗り越えるというのが、海外に進出するときに一番大切なことになっているようです。そして、どんなビジネスでも同じだと思いますが、夢を持って諦めないということが重要なことだと、改めて品川社長に教えていただけました。ユーモアセンスがあり、明るいキャラクターで笑顔が絶えない品川社長には、経営者としてももちろんのこと、人間としても学ばせていただきました。
　

【プロフィール】：品川薫範
2005年 個人事業主として投資事業を創業
2009年 独立系投資会社のテオリア•インヴェストメント株式会社を創立
2011年 海外事業投資へ進出

2012年 スリランカでのホテル事業投資により事業拡張。スリランカ法人『SHINAGAWA. J　CAPITAL PVT.LTD.（投資会社）』『SHINAGAWA BEACH RESORTS PVT. LTD.（ホテル運営会社）』を同年創立

2013年12月1日グループ傘下スリランカのラグジュアリーホテル『SHINAGAWA BEACH』をグランドオープン
2014年 スモールラグジュアリー オブ ザ ワールド受賞
（2014年〜2016年 Small Luxjuary of the World受賞）
2015年 高級ブランドロールスロイス主催のインターナショナルホテルアワードなど世界の名だたる賞を獲得、現在に至る。

【所属】
・SHINAGAWA. J CAPITAL PVT. LTD.（スリランカ籍）
　Chairman ／ CEO SHIGENORI SHINAGAWA
・SHINAGAWA BEACH RESORTS PVT.LTD.（スリランカ籍）
　Director SHIGENORI SHINAGAWA

・テオリア・インヴェストメント株式会社（日本）
　代表取締役 品川　薫範　
・シナガワ・インヴェストメント合同会社（日本）
　最高経営責任者　品川　薫範

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