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生活・文化 2012年06月06日

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ワーカー不足

安藤 昌明(G.A.コンサルタンツ株式会社)

一昔前までは、廉価で豊富な労働力が一つのうたい文句であったベトナム。今でも人口は増加し、人口構成も40歳以下が75%、平均年齢も27歳(日本は約46歳)の国ですが、ここにきて顕著な問題となっているのがワーカー不足。

原因は色々ありますが、第一は旺盛な外資企業の進出により需給バランスが崩れたこと、第二は適当な土地不足により、工業団地の立地が市内からかなり遠方にシフトしていること。遠隔地の郊外の場合は、工場立地場所周囲の人口にもよりますが、大規模な5,000人クラスの企業が進出するか否かにもより、一気に需給バランスが崩れる恐れがあります。

採用方法も、以前であれば工場入口の張り出し広告や口コミでそれなりの人数を確保できたのですが、今は工業団地にもよりますが簡単には行かないのが実情のようです。

そのための対策の一つは、採用のための地方周りです。手間暇はかかりますが、一定の成果はあるようです、但し以前から同様の採用を行っている企業によると、5~6年前までは高卒以上の要件で約10倍の申込があったそうですが、現在は中卒まで対象を広げて2~3倍程度という話しもあるように需給バランスは悪くなっています。

企業もそれではと、当然転職・退職者を減らし定着率向上策に力を入れています。周囲企業との関係もあり、給与を急増するわけには中々いかない中、福利厚生で色々な対策を進めているようです。ある銀行のアンケートによると福利厚生も多様に富んでおり、食堂設置、寮設置、勤続手当、皆勤手当はもとより、社員旅行、誕生日祝い、子女入学祝い、女性の日のプレゼントと企業もあの手この手を使い引き留めに留意しているようです。

これから、進出を検討している企業は、単なるコストやインフラだけに留意し決定するのではなく、人材採用の面も十分気をつけて検討を進めるようにして下さい。

 

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安藤 昌明

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