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市場動向 2013年05月27日

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日本企業のブラジル進出は、◯◯業がビジネスチャンス!

萩島 貴(アヴァンテ株式会社)

2013年5月のブラジル訪問で感じたブラジルの課題とビジネスチャンス

現在、約1年半ぶりにブラジルのサンパウロに来ております。私がブラジルに滞在していた2011年時点の、ブラジルへの日本進出企業数は約350法人でしたが、この1年半の間に約50社の日本法人が新たにブラジルに設立されました。
法人の設立だけでなく、キヤノン、パナソニック、日清味の素などが事業拡大のために、新たに工場を建設するなど日本企業のブラジルへの投資が増えてきております。

今までの流れでは自動車や電機、食品などのメーカーが主なブラジルへの進出企業となっておりましたが、今回、ブラジルを訪問して感じた、今後ビジネスチャンスが拡大すると思われる業界について言及したいと思います。

まず、ブラジルに来て感じたことは物価の高さです。ブラジルは2008年から毎年5%前後物価が上昇しており、マクドナルドのビッグマックの価格で物価を比較する指標もありますが、日本では約300円で買えるビッグマックがブラジルでは約500円出さないと買えません。

原因としては、税金の高さや、年々物価とともに上昇する人件費などのコスト上昇がありますが、作業効率の悪さも一因と考えられます。例えば上記のマクドナルド。ほとんどお客さんが居ない日中、店員の数を数えたところ、ざっと12人は居ました。これはマクドナルドだけでなく、他のサービス業、建設作業員、オフィスワーカーなど、どの分野にも当てはまるのですが、基本的に作業効率が良くなく、仕事が進まないため、雇い主は更に人を雇って補おうと募集をかけるのです。
ブラジルの失業率は現在、約5%となっており、働き手が不足している状況で、電話の回線工事の作業員も人手不足で工事が滞るなど、だんだんと問題が顕在化してきております。

飲食業界や人材教育、派遣サービス業、学習塾が有望

私はこの問題を解決するために、日本企業が活躍する場所があるのではと考えます。
作業効率の向上や社員教育という点において、日本企業は一日の長があるため、日本企業が持っている、労働高率を上げる仕組みやサービスを導入することで、ブラジルの企業が抱えている問題を改善できるのではと考えます。
具体的な業界としては、飲食業界や人材教育、派遣サービス業、さらには教育水準もあまり高くないため、学習塾などの展開も有望と考えます。

ブラジルの国の魅力としては、資源大国であるということと、人口(市場規模)が挙げられます。この資源と人口は逆に日本が不足している点でもあります。
日本の持っている、技術、サービスをブラジルに投入し、ブラジルの抱えている問題の改善に貢献し、ブラジルの持っている資源、市場メリットを享受するというような、両国がウインウインになれる関係性が、ブラジルと日本には存在します。

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