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海外ビジネス コラム

市場動向 2013年07月04日

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海外進出成功のポイントは、PDCAの高速化。では、その実現方法は?

加藤 順彦(ウミガメエバンジェリスト)

事業を任されている人が現地に行かないことには始まらない

海外進出においてのポイントは、やってみて初めてわかることがあるということ。だからこそ、PDCA、トライアンドエラーサイクルのスピードを上げることが必要になってきます。事業そのものも変わっていきます。それを前提にやっていかなくてはいけません。
そのため、意思決定のできる人や、リスクの取れる人、つまり会社から事業を任されている人が現地に行かないことには始まりません。たとえば、進んでいく道に石が落ちていたとき、いちいち東京に決裁を仰いで、僕はどうしたらいいでしょうか? と、聞いているようではダメだということです。ある程度のポジション、そして信頼と予算が必要です。その上で、チューニングし続けることを前提に事業を進めて行かなければならないと思います。

多彩な引き出しを持つ次世代キーマンが成功の鍵

私は、そういったことを任せられる方々を次世代キーマンと呼んでおります。各社にいる35歳前後のゆくゆくは会社の中核を担う社員というイメージでしょうか。実際にそうした人が、まずシンガポールでの実績、たとえば事業の立ち上げからメンバーの雇用といった経営的実績をあげるべく、シンガポールに集まってきています。毎日、予測していなかったことが起こり、その都度決断を積み上げていきます。
入社3ヶ月だけど、英語ができるから……、というのでは全く意味がありません。英語はある程度でいい。状況判断スキルが最も大事なんです。

ある日本のお好み焼き屋さんは、シンガポールではラーメン屋をやって成功しています。日本とは全く違う業態です。それもイスラム教と豚の関係があり、軌道修正した結果です。現地で核になる人が多彩な引き出しを持っていること。押してもダメなら引いてみる、という考え方ができること。それが一番大切だと思います。

妥協してうまく行かないパターンにハマるな!

しかし、いい人材は国内事業で手一杯という中小企業も多いはず。とりあえず、英語ができそうな人を現地に行かせて……、となりがちですが、これは一番うまく行かないパターンだと思います。条件は変わり続けます。ルールを壊し、作れること。日本でやっていないこともやれる人。そうした人がいないのであれば社長が行く、という選択肢もあると思います。海外進出のポイントは、PDCAサイクルの高速化です。その実現のためには何と言っても「人」です。最初に現地に行く一人が最も重要。だから、英語力だけを判断基準にせず、妥協せずに決めていくべきだと思います。

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(ウミガメエバンジェリスト)

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